21AM17|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
頭蓋で下顎骨が関節をなすのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
顎関節を構成する骨を問う問題です。
解説
顎関節は、下顎骨の下顎頭と、側頭骨の下顎窩および関節結節との間につくられる関節です。したがって下顎骨が関節をなす相手は側頭骨であり、これが正答です。
顎関節には関節円板が介在し、関節腔を上下に分けています。開口の初期には下顎頭が下顎窩の中で回転(蝶番運動)し、さらに開くと関節円板とともに関節結節上を前方へ滑走(滑走運動)します。この二段階の動きにより大きな開口が可能になります。
顎関節症では、開口障害、関節雑音(クリック音)、疼痛が主症状となり、咀嚼筋(特に外側翼突筋)の緊張や関節円板の位置の異常が関与します。
口蓋骨は、硬口蓋の後部と鼻腔の側壁の一部を構成する骨で、下顎骨とは関節をつくりません。
上顎骨は、上顎の歯を植える骨で、顔面の中央部を構成します。下顎骨とは歯を介して咬合しますが、関節はつくりません。
蝶形骨は頭蓋底の中央にある骨で、下顎神経が通る卵円孔などがありますが、下顎骨とは関節をつくりません。
選択肢の確認
1.口蓋骨
誤り。硬口蓋の後部と鼻腔側壁を構成します。
2.上顎骨
誤り。上顎を構成し、下顎骨と関節はつくりません。
3.側頭骨
正しい。下顎窩と関節結節が下顎頭と顎関節をつくります。
4.蝶形骨
誤り。頭蓋底の中央を構成する骨です。
覚えるポイント
- 顎関節=下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩・関節結節。関節円板が介在。
- 開口=下顎頭の回転(蝶番運動)+前方への滑走。
- 咀嚼筋=咬筋、側頭筋、内側翼突筋(閉口)、外側翼突筋(開口と前方移動)。すべて下顎神経支配。
- 顎関節症=開口障害、関節雑音、疼痛。