21AM25|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
大腿動脈の枝はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
下肢の動脈の分岐を問う問題です。
外腸骨動脈系(大腿動脈)の枝と、内腸骨動脈の枝を区別します。
解説
大腿動脈は、外腸骨動脈が鼠径靱帯の下(血管裂孔)を通って名を変えたもので、大腿三角を通って下行します。その最大の枝が大腿深動脈で、そこから内側大腿回旋動脈と外側大腿回旋動脈、貫通動脈が分かれます。したがって内側大腿回旋動脈は大腿動脈の枝(の枝)であり、これが正答です。内側大腿回旋動脈は大腿骨頭の栄養に重要で、大腿骨頸部骨折で損傷されると大腿骨頭壊死の原因になります。
下腹壁動脈は、外腸骨動脈が鼠径靱帯を通る直前に分かれる枝で、腹直筋の後面を上行します。大腿動脈の枝ではありません。
下殿動脈は、内腸骨動脈の壁側枝で、梨状筋下孔を通って殿部に分布します(上殿動脈は梨状筋上孔を通ります)。
閉鎖動脈も、内腸骨動脈の壁側枝で、閉鎖管を通って大腿内側の内転筋群に分布します。
大腿動脈はこのほか、浅腹壁動脈、浅腸骨回旋動脈、外陰部動脈を分岐し、内転筋管を通って膝窩動脈へと続きます。
選択肢の確認
1.内側大腿回旋動脈
正しい。大腿深動脈の枝であり、大腿動脈の系統に属します。
2.下腹壁動脈
誤り。外腸骨動脈の枝です。
3.下殿動脈
誤り。内腸骨動脈の壁側枝で、梨状筋下孔を通ります。
4.閉鎖動脈
誤り。内腸骨動脈の壁側枝で、閉鎖管を通ります。
覚えるポイント
- 大腿動脈=外腸骨動脈の続き。最大の枝は大腿深動脈(内側・外側大腿回旋動脈、貫通動脈)。
- 内腸骨動脈の枝=上殿動脈、下殿動脈、閉鎖動脈、内陰部動脈、子宮動脈、膀胱動脈。
- 上殿動脈は梨状筋上孔、下殿動脈と坐骨神経は梨状筋下孔。
- 内側大腿回旋動脈は大腿骨頭を養い、頸部骨折で骨頭壊死の原因となる。