21AM32|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
妊娠を繰り返すにつれて母体の抗Rh抗体産生が起こりやすくなる組合せはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
Rh式血液型の不適合が生じる組合せを問う問題です。
母体と胎児の血液型の関係から考えます。
解説
Rh式血液型の不適合が問題になるのは、母親がRhマイナス型で、胎児がRhプラス型である場合です。胎児がRhプラス型となるためには、父親がRhプラス型である必要があります。したがって、Rhマイナス型の女性とRhプラス型の男性の組合せが正答です。
機序は次のとおりです。第一子の分娩時などに、胎児のRhプラス型の赤血球が母体の血中に入り込むと、母体はこれを異物と認識して抗Rh抗体(抗D抗体)をつくります(感作)。この抗体はIgGであるため胎盤を通過でき、次の妊娠でその胎児がRhプラス型であった場合、胎児の赤血球を破壊して**新生児溶血性疾患(胎児赤芽球症)**を起こします。妊娠を繰り返すほど抗体が増え、重症化しやすくなります。
予防としては、分娩後などに抗D免疫グロブリンを母体に投与し、感作の成立を防ぐ方法がとられます。
母親がRhプラス型であれば、胎児がRhプラス型でもマイナス型でも、母体が抗Rh抗体をつくることはありません。また母親も父親もRhマイナス型であれば、胎児もRhマイナス型となるため問題は生じません。
選択肢の確認
1.Rh-型の女性-Rh-型の男性
誤り。胎児もRhマイナス型となるため、感作は起こりません。
2.Rh-型の女性-Rh+型の男性
正しい。胎児がRhプラス型となりうるため、母体が感作されます。
3.Rh+型の女性-Rh-型の男性
誤り。母親がRhプラス型であれば抗Rh抗体はつくられません。
4.Rh+型の女性-Rh+型の男性
誤り。同様に問題は生じません。
覚えるポイント
- Rh不適合=母親がRhマイナス、胎児がRhプラスのとき。
- 第一子の分娩などで感作され、次子で新生児溶血性疾患を起こす。
- 抗Rh抗体はIgGであり、胎盤を通過する。
- 予防=抗D免疫グロブリンの投与。