21AM33|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
徐脈がみられるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
徐脈をきたす状況を問う問題です。
自律神経の働きから判断します。
解説
頸動脈洞には圧受容器があります。ここを外から圧迫すると、血圧が上がったのと同じ信号が延髄の心臓血管中枢に伝わり、圧受容器反射が働きます。その結果、迷走神経(副交感神経)の活動が高まって心拍数が減り、徐脈となります。したがってこれが正答です。この反応は頸動脈洞反射と呼ばれ、高齢者や動脈硬化のある人では過敏になって、首を締める衣服や振り向く動作で失神を起こすことがあります(頸動脈洞症候群)。前頸部の人迎付近への強い圧迫を避けるべき理由でもあります。
運動時には、交感神経の活動が高まり、また心臓への迷走神経の抑制が解けるため、心拍数は増加します。
精神的興奮でも、交感神経が優位になって心拍数は増加します。
発熱時には、体温が1度上がるごとに心拍数がおよそ8から10回増えるとされ、頻脈となります。
徐脈をきたす代表的な病態としては、頭蓋内圧亢進(クッシング現象)、甲状腺機能低下症、房室ブロック、洞不全症候群、スポーツ心臓などがあります。
選択肢の確認
1.運動時
誤り。交感神経の亢進により頻脈となります。
2.頸動脈洞圧迫時
正しい。圧受容器反射により迷走神経が働き、徐脈となります。
3.精神的興奮
誤り。交感神経が優位となり頻脈となります。
4.発熱時
誤り。体温の上昇に伴い頻脈となります。
覚えるポイント
- 頸動脈洞の圧迫→圧受容器反射→迷走神経の亢進→徐脈。
- 前頸部(人迎付近)への強い圧迫は避ける。
- 徐脈=頭蓋内圧亢進(クッシング現象)、甲状腺機能低下症、房室ブロック、スポーツ心臓。
- 頻脈=運動、発熱、貧血、脱水、甲状腺機能亢進症、心不全、ショック。