21AM34|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
頸動脈小体を刺激するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
末梢化学受容器が何に反応するかを問う問題です。
圧受容器との違いを区別します。
解説
頸動脈小体は、総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分かれる部位にある末梢化学受容器です。大動脈小体とともに、動脈血の化学的な性状をモニターしています。
刺激となるのは、動脈血の酸素分圧の低下、二酸化炭素分圧の上昇、そして水素イオン濃度の上昇(pHの低下)です。特に酸素分圧の低下に鋭敏である点が中枢化学受容器との大きな違いです。刺激を受けると舌咽神経(頸動脈小体)を介して延髄の呼吸中枢に情報が伝えられ、呼吸が促進されます。したがって血液の酸素ガス分圧の減少が正答です。
血液量の減少を感知するのは、心房や肺静脈にある**心肺部圧受容器(低圧受容器)**です。
血液のpH上昇はアルカリ側に傾くことを意味し、呼吸を抑制する方向に働きます。刺激となるのはpHの低下(水素イオン濃度の上昇)です。
動脈圧の上昇を感知するのは、同じ頸動脈の分岐部にある頸動脈洞圧受容器です。名前も場所も近いため混同しやすいところですが、頸動脈洞が圧受容器、頸動脈小体が化学受容器と区別します。
選択肢の確認
1.血液量の減少
誤り。心肺部圧受容器(低圧受容器)が感知します。
2.血液のpH上昇
誤り。アルカリ側への傾きは呼吸を抑制します。
3.血液の酸素ガス分圧減少
正しい。末梢化学受容器が鋭敏に反応し、呼吸を促進します。
4.動脈圧の上昇
誤り。頸動脈洞の圧受容器が感知します。
覚えるポイント
- 頸動脈小体・大動脈小体(末梢化学受容器)=酸素分圧の低下に鋭敏。二酸化炭素分圧上昇、pH低下にも反応。
- 頸動脈洞・大動脈弓(圧受容器)=動脈血圧の変化。
- 中枢化学受容器(延髄)=二酸化炭素分圧と水素イオン濃度の上昇に反応。
- 呼吸促進因子=低酸素、高二酸化炭素、アシドーシス、体温上昇。