21AM37|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
尿量を増やすのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
尿量を左右する要因を問う問題です。
バソプレシンの分泌がどう変化するかで判断します。
解説
心肺部圧受容器(低圧受容器)は、心房や肺静脈にあって循環血液量を感知します。血液量が増えると心房が伸展され、この受容器の活動が亢進します。その情報が視床下部に伝わると、バソプレシン(抗利尿ホルモン)の分泌が抑制され、集合管での水の再吸収が減って尿量が増加します。したがってこれが正答です。あわせて心房から心房性ナトリウム利尿ペプチドが分泌され、ナトリウムと水の排泄が促されます。
循環血液量の減少では、逆に心肺部圧受容器の活動が低下し、バソプレシンの分泌が増えて水の再吸収が高まるため、尿量は減少します。
血漿浸透圧の上昇は、視床下部の浸透圧受容器を刺激してバソプレシンの分泌を増やし、口渇も生じさせます。その結果、尿量は減少します。脱水時の反応です。
バソプレシン分泌の増加は、集合管での水の再吸収を高めるため、当然ながら尿量は減少します。分泌が不足すると尿崩症となり、多尿と口渇をきたします。
選択肢の確認
1.循環血液量の減少
誤り。バソプレシンの分泌が増え、尿量は減少します。
2.血漿浸透圧の上昇
誤り。バソプレシンの分泌が増え、尿量は減少します。
3.バソプレシン分泌の増加
誤り。水の再吸収が高まり、尿量は減少します。
4.心肺部圧受容器活動の亢進
正しい。バソプレシンの分泌が抑制され、尿量が増加します。
覚えるポイント
- バソプレシン=集合管での水の再吸収を促進し、尿量を減らす。
- 分泌を増やす=血漿浸透圧の上昇、循環血液量の減少。
- 心肺部圧受容器の活動亢進(血液量の増加)=バソプレシン抑制、尿量増加。
- 心房性ナトリウム利尿ペプチド=心房の伸展で分泌され、ナトリウムと水の排泄を促す。