21AM38|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
作用発現時に標的細胞内のセカンドメッセンジャーを介するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
ホルモンが標的細胞のどこで作用するかを問う問題です。
ステロイドホルモンとペプチドホルモンの違いが要点です。
解説
プロゲステロンはステロイドホルモンであり、コレステロールから合成される脂溶性の物質です。脂溶性であるため細胞膜を自由に通過し、標的細胞の内部(細胞質や核内)にある受容体に結合します。ホルモンと受容体の複合体はDNAに作用して遺伝子の転写を調節し、特定の蛋白質の合成を通じて作用を現します。細胞の内部で作用が始まるという点が、他の三つとの決定的な違いであり、これが正答です。作用の発現までに時間がかかり、効果が長く続くのも特徴です。
プロラクチンは下垂体前葉から分泌される蛋白質ホルモンです。水溶性であるため細胞膜を通過できず、細胞膜表面の受容体に結合します。
黄体形成ホルモンも下垂体前葉から分泌される糖蛋白質ホルモンで、こちらも細胞膜表面の受容体に結合します。
オキシトシンは視床下部でつくられ下垂体後葉から放出されるペプチドホルモンで、同じく細胞膜表面の受容体に結合します。
このように、水溶性のホルモンは細胞膜の受容体に、脂溶性のホルモン(ステロイドホルモンと甲状腺ホルモン)は細胞内の受容体に作用する、と整理します。
選択肢の確認
1.プロゲステロン
正しい。ステロイドホルモンであり、細胞膜を通過して細胞内の受容体に作用します。
2.プロラクチン
誤り。蛋白質ホルモンであり、細胞膜表面の受容体に結合します。
3.黄体形成ホルモン
誤り。糖蛋白質ホルモンであり、細胞膜表面の受容体に結合します。
4.オキシトシン
誤り。ペプチドホルモンであり、細胞膜表面の受容体に結合します。
覚えるポイント
- 脂溶性ホルモン(ステロイド、甲状腺ホルモン)=細胞膜を通過し、細胞内受容体に作用。遺伝子の転写を調節。
- 水溶性ホルモン(ペプチド、蛋白質、カテコールアミン)=細胞膜受容体に結合。
- ステロイドホルモン=副腎皮質ホルモンと性ホルモン。材料はコレステロール。
- 作用の発現=ステロイドは遅く持続的、ペプチドは速く一過性。