21AM40|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
シナプス伝達の可塑性を示すのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
シナプス伝達の可塑性を示す現象を選ぶ問題です。
伝達効率が持続的に変化するものはどれかを判断します。
解説
可塑性とは、使われ方に応じてシナプスの伝達効率が持続的に変化する性質です。
長期増強は、シナプスを高頻度に繰り返し刺激すると、その後の伝達効率が長時間にわたって高まる現象です。海馬などでみられ、学習と記憶の細胞レベルの基盤と考えられています。逆に伝達効率が長く低下する現象を長期抑圧といいます。したがって長期増強が可塑性を示す代表であり、正答です。
シナプス遅延は、興奮がシナプスを越えるのに要する時間(およそ0.5から1ミリ秒)のことです。伝達物質の放出と受容体への結合に時間がかかるために生じる、シナプス伝達の基本的な性質であり、可塑性を示すものではありません。
**周辺抑制(側方抑制)**は、興奮した領域の周囲を抑制することで、刺激の輪郭を際立たせる仕組みです。感覚の分解能を高める働きをしますが、伝達効率の持続的な変化ではありません。
加重は、複数の入力が重なって閾値に達する現象で、同じシナプスに時間をおかず入力が続く時間的加重と、複数のシナプスからの入力が同時に加わる空間的加重があります。その場限りの現象であり、持続的な変化ではありません。
選択肢の確認
1.長期増強
正しい。伝達効率が長時間高まる現象で、可塑性の代表です。
2.シナプス遅延
誤り。興奮がシナプスを越えるのに要する時間です。
3.周辺抑制
誤り。刺激の輪郭を際立たせる仕組みです。
4.加重
誤り。複数の入力が重なって閾値に達する現象です。
覚えるポイント
- 可塑性=使われ方により伝達効率が持続的に変化する。長期増強と長期抑圧。
- 長期増強は学習と記憶の基盤と考えられ、海馬でよく研究されている。
- シナプス伝達の性質=一方向性、シナプス遅延、易疲労性、薬物の影響を受けやすい。
- 加重=時間的加重と空間的加重。