21AM41|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
副交感神経の活動亢進によるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
副交感神経の作用を問う問題です。
交感神経と対比して整理します。
解説
毛様体筋は、副交感神経(動眼神経に含まれる線維)の支配を受け、収縮します。毛様体筋が収縮すると毛様体小帯(チン小帯)がゆるみ、水晶体が自らの弾性で厚くなって屈折力が増し、近くの物に焦点が合います。近見反応の一部であり、これが正答です。あわせて縮瞳と輻輳が起こります。
心拍数については、副交感神経(迷走神経)の亢進により減少します。増加するのは交感神経の作用(β1受容体)です。
唾液分泌については、副交感神経の亢進により促進されます。しかも漿液性でさらさらした唾液が多量に分泌されます。抑制ではありません。交感神経が優位になると、粘り気のある少量の唾液となり、口が渇いた感じになります。
幽門括約筋については、副交感神経の亢進により消化管の運動が促進され、括約筋は弛緩して内容物の通過が進みます。収縮ではありません。交感神経の興奮では、消化管運動が抑制され括約筋は収縮します。
選択肢の確認
1.心拍数の増加
誤り。副交感神経の亢進では心拍数は減少します。
2.唾液分泌の抑制
誤り。副交感神経の亢進で唾液分泌は促進されます。
3.毛様体筋の収縮
正しい。近見調節において水晶体を厚くします。
4.幽門括約筋の収縮
誤り。副交感神経の亢進では括約筋は弛緩します。
覚えるポイント
- 副交感神経=心拍数減少、気管支収縮、消化促進(括約筋の弛緩)、縮瞳、毛様体筋の収縮、排尿促進。
- 交感神経=心拍数増加、気管支拡張、消化抑制(括約筋の収縮)、散瞳、蓄尿。
- 唾液は副交感神経で漿液性が多量、交感神経で粘稠性が少量。
- 近見反応=水晶体の厚み増大、縮瞳、輻輳。