21AM42|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
視床下部が反射中枢として関与するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
反射中枢の位置を問う問題です。
各反射がどこで統合されるかを整理します。
解説
射乳反射は、乳児が乳頭を吸う刺激が求心性に伝わり、視床下部(室傍核)の神経細胞を興奮させて、下垂体後葉からオキシトシンが放出される反射です。オキシトシンは乳腺の筋上皮細胞を収縮させ、乳汁を押し出します。視床下部が反射中枢として関与するため、これが正答です。同様に、吸啜刺激はプロラクチンの分泌も促し、乳汁の産生を維持します。
排尿反射の中枢は、仙髄(S2からS4)にあり、これを橋の排尿中枢が調節し、さらに大脳皮質が随意的に制御しています。視床下部ではありません。
姿勢反射は、立ち直り反射や緊張性頸反射などを含み、中枢は**脳幹(延髄、橋、中脳)**と小脳、大脳基底核にあります。
腹壁反射は、腹壁の皮膚をこすると同側の腹筋が収縮する表在反射で、中枢は**脊髄(T7からT12)**にあります。錐体路が障害されると消失するため、脊髄症の評価にも用いられます。
視床下部は、体温調節、摂食と飲水、性行動、自律神経、下垂体を介した内分泌の中枢として、恒常性の維持に中心的な役割を果たします。
選択肢の確認
1.排尿反射
誤り。中枢は仙髄にあり、橋が調節します。
2.姿勢反射
誤り。脳幹、小脳、大脳基底核が関わります。
3.腹壁反射
誤り。脊髄の反射です。
4.射乳反射
正しい。視床下部が中枢となり、オキシトシンが放出されます。
覚えるポイント
- 視床下部=体温調節、摂食と飲水、自律神経、内分泌(下垂体の制御)、射乳反射。
- 排尿反射=仙髄(S2からS4)、橋が調節。
- 腹壁反射=脊髄(T7からT12)、錐体路障害で消失。
- オキシトシン=射乳と分娩時の子宮収縮。視床下部で産生され後葉から放出。