21AM43|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
近くの物を見るときに形が変わらないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
近見調節の際に変化する構造と、変化しない構造を区別する問題です。
解説
近くの物を見るとき(近見反応)には、次の変化が起こります。
毛様体筋が収縮して、輪状の筋が内側に締まります。これにより毛様体小帯がゆるみます。
水晶体は、小帯の張力が減ることで自らの弾性によって厚みを増し、屈折力が高まります。
虹彩は、瞳孔括約筋の収縮によって縮瞳が起こり、瞳孔が小さくなります。これにより焦点深度が深まり、像が鮮明になります。虹彩の形は変化しています。
これに対し、角膜は屈折力の最も大きい構造ですが、その形は調節によって変化しません。角膜の屈折力は一定であり、近見調節を担うのは水晶体です。したがって角膜が正答です。
なお、加齢によって水晶体の弾性が失われると、近見調節が十分にできなくなり**老視(老眼)**となります。また、角膜の形が不正であることによる屈折異常が乱視です。
選択肢の確認
1.毛様体筋
誤り。近見時には収縮します。
2.虹彩
誤り。縮瞳により形が変化します。
3.水晶体
誤り。厚みを増して屈折力を高めます。
4.角膜
正しい。屈折力は大きいものの、調節による形の変化はありません。
覚えるポイント
- 近見反応=毛様体筋の収縮→小帯の弛緩→水晶体が厚くなる、縮瞳、輻輳。
- 調節を担うのは水晶体。角膜の屈折力は一定。
- 調節は動眼神経の副交感成分による。
- 老視=水晶体の弾性低下による近見調節力の低下。