21AM47|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
融解壊死がよくみられる疾患はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
壊死の型を問う問題です。
臓器によって壊死の形が異なる理由を考えます。
解説
**融解壊死(液状化壊死)**は、壊死した組織が酵素によって溶けて液状になる型の壊死です。脳は脂質に富み蛋白質に乏しく、また小膠細胞(ミクログリア)による分解が活発であるため、脳梗塞では融解壊死が起こり、やがて液体で満たされた嚢胞状の空洞(軟化巣)が残ります。したがって脳梗塞が正答です。
心筋梗塞と腎梗塞では、凝固壊死が起こります。壊死した組織の蛋白質が変性して凝固し、しばらくの間は組織の輪郭が保たれるのが特徴です。多くの臓器の梗塞はこの型をとります。
肺壊疽は、壊死した組織に腐敗菌が感染して悪臭を伴う崩壊をきたした状態で、壊疽に分類されます。壊疽には、乾性壊疽(水分が失われてミイラ化する)、湿性壊疽(腐敗菌の感染で液状に崩れる)、ガス壊疽(ガス産生菌によりガスが発生する)があります。
このほかの壊死の型としては、結核でみられる乾酪壊死(チーズ状に崩れる)、膵炎などでみられる脂肪壊死があります。
選択肢の確認
1.心筋梗塞
誤り。凝固壊死が起こります。
2.脳梗塞
正しい。脳では融解壊死が起こり、軟化巣を残します。
3.腎梗塞
誤り。凝固壊死が起こります。
4.肺壊疽
誤り。壊死に腐敗菌の感染が加わった壊疽です。
覚えるポイント
- 融解壊死=脳(軟化巣を残す)、膿瘍。
- 凝固壊死=心筋、腎、脾など多くの臓器の梗塞。
- 乾酪壊死=結核。脂肪壊死=膵炎。
- 壊疽=乾性、湿性、ガス壊疽。