21AM49|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
循環障害について正しい組合せはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
循環障害に関する用語の組合せを問う問題です。
解説
奇異塞栓症は、静脈系にできた血栓が、心臓の右左短絡(卵円孔開存や心房中隔欠損)を通って、肺を経由せずに直接動脈系へ入り、脳や全身の動脈を閉塞する病態です。通常であれば静脈系の血栓は肺動脈で止まって肺塞栓症となりますが、短絡があるとそれを飛び越えてしまうため「奇異」と呼ばれます。したがってこの組合せが正しく、正答です。卵円孔開存は成人の一定割合にみられ、若年者の原因不明の脳梗塞の一因として注目されています。
レイノー病では、寒冷やストレスによって手指の細動脈が発作的に攣縮し、血流が減るため皮膚温は低下します。上昇ではありません。指は白色から紫色、赤色へと変化します。
**バージャー病(閉塞性血栓血管炎)**は、四肢の中小動脈に炎症と血栓が生じて閉塞する疾患で、虚血による冷感、しびれ、間欠跛行、安静時痛、潰瘍をきたします。喫煙との関連が極めて強く、若い男性に多くみられます。炎症性充血ではありません。
肺高血圧症では、肺動脈の圧が高くなるため、そこへ血液を送り出す右心室に負担がかかり、右心室肥大をきたします。左心室肥大ではありません。
選択肢の確認
1.レイノー病-皮膚温上昇
誤り。血管攣縮により皮膚温は低下します。
2.奇異塞栓症-卵円孔開存
正しい。静脈系の血栓が右左短絡を通って動脈系へ入ります。
3.バージャー病-炎症性充血
誤り。虚血をきたす閉塞性の疾患です。
4.肺高血圧症-左心室肥大
誤り。右心室肥大をきたします。
覚えるポイント
- 奇異塞栓症=静脈血栓が卵円孔開存などの右左短絡を通り動脈系へ。
- レイノー現象=血管攣縮、皮膚温低下、白→紫→赤の色調変化。
- バージャー病=若い男性、喫煙と強く関連、四肢の虚血。
- 肺高血圧症→右心室肥大→右心不全。