21AM52|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
急性腹膜炎でみられる徴候はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
急性腹膜炎の徴候を問う問題です。
腹膜刺激症状を確認します。
解説
ブルンベルグ徴候(反跳痛)は、腹壁をゆっくり圧迫し、急に手を離したときに、圧迫時よりも強い痛みが生じる所見です。炎症を起こした腹膜が急に動くことで痛みが誘発されるもので、腹膜刺激症状の代表です。急性腹膜炎や虫垂炎で陽性となります。したがってこれが正答です。腹膜刺激症状にはほかに、腹壁の筋が反射的に硬くなる筋性防御、板のように硬くなる板状硬があります。これらがみられる場合は急性腹症として緊急の対応が必要であり、施術ではなく直ちに医療機関の受診を勧めます。
ケルニッヒ徴候は、仰臥位で股関節と膝関節を屈曲させた状態から膝を伸ばそうとすると抵抗と痛みが生じる所見で、髄膜刺激症状です。髄膜炎やくも膜下出血で陽性となります。
ロンベルグ徴候は、閉眼すると立位の動揺が強まる所見で、深部感覚障害を示します。脊髄後索の障害などでみられます。
バビンスキー徴候は、足底の外側をこすると母趾が背屈する病的反射で、錐体路(上位運動ニューロン)の障害を示します。
選択肢の確認
1.ケルニッヒ徴候
誤り。髄膜刺激症状であり、髄膜炎やくも膜下出血でみられます。
2.ブルンベルグ徴候
正しい。腹膜刺激症状の代表であり、急性腹膜炎でみられます。
3.ロンベルグ徴候
誤り。深部感覚障害を示す所見です。
4.バビンスキー徴候
誤り。錐体路障害を示す病的反射です。
覚えるポイント
- 腹膜刺激症状=ブルンベルグ徴候(反跳痛)、筋性防御、板状硬。
- 髄膜刺激症状=項部硬直、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候。
- 急性腹症は緊急性が高く、施術より医療機関の受診を優先する。
- 虫垂炎ではマックバーネー点の圧痛も重要な所見。