21AM54|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
貧血で黄疸がみられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
貧血と黄疸の関係を問う問題です。
赤血球が壊れると何が増えるかを考えます。
解説
溶血性貧血では、赤血球が血管内外で過剰に破壊されます。ヘモグロビンが分解されて生じた**間接ビリルビン(非抱合型)**が大量に産生され、肝臓の処理能力を超えて血中に蓄積するため、**黄疸(溶血性黄疸)**が現れます。したがってこれが正答です。貧血、黄疸、脾腫が三徴とされ、検査では乳酸脱水素酵素(LDH)の上昇、ハプトグロビンの低下、網赤血球の増加がみられます。尿中ビリルビンは陰性で、便の色は濃くなります。
巨赤芽球性貧血では、骨髄内で赤芽球が成熟前に壊れる無効造血が起こるため、間接ビリルビンがやや上昇して軽度の黄疸を呈することはあります。ただし、黄疸が特徴として第一に挙げられるのは溶血性貧血です。
鉄欠乏性貧血は、鉄の不足によりヘモグロビンの合成が障害される小球性低色素性貧血で、赤血球の破壊は亢進していないため黄疸はみられません。
再生不良性貧血は、造血幹細胞の減少によって血球がつくられなくなる汎血球減少であり、破壊の亢進によるものではないため黄疸はみられません。
選択肢の確認
1.溶血性貧血
正しい。赤血球の破壊亢進により間接ビリルビンが増加し、黄疸をきたします。
2.巨赤芽球性貧血
誤り。無効造血により軽度の上昇はありますが、黄疸を特徴とするものではありません。
3.鉄欠乏性貧血
誤り。ヘモグロビン合成の障害であり、黄疸はみられません。
4.再生不良性貧血
誤り。造血の低下によるもので、黄疸はみられません。
覚えるポイント
- 溶血性貧血=貧血、黄疸、脾腫の三徴。間接ビリルビンとLDHの上昇、ハプトグロビン低下、網赤血球増加。
- 黄疸の分類=溶血性(肝前性)、肝細胞性(肝性)、閉塞性(肝後性)。
- 閉塞性黄疸=直接ビリルビン増加、灰白色便、濃い尿、γ-GTPとALPの上昇。
- 黄疸は眼球結膜の黄染で気づかれやすい。