21AM59|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
出血性ショックでみられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
出血性ショックの身体所見を問う問題です。
循環血液量が減ったときの代償反応を考えます。
解説
出血によって循環血液量が減少すると、血圧を保とうとして交感神経の活動が高まり、次のような反応が起こります。
心拍数の増加(頻脈)、末梢血管の収縮による皮膚の蒼白と冷感、冷汗、そして腎血流量の減少による尿量の減少です。尿量の減少は組織灌流の低下を反映する重要な指標であり、ショックの重症度と治療の効果を判断する手がかりになります。したがって尿量の減少が正答です。時間尿量が0.5ミリリットル毎キログラム毎時を下回る状態は、循環不全を示す警告所見です。
脈拍数の減少ではなく、**増加(頻脈)**します。頻脈は出血性ショックの初期から現れる代表的な徴候です。
交感神経活性の低下ではなく、亢進します。カテコールアミンの分泌も増加し、血管収縮と心拍数増加をもたらします。
呼吸数の減少ではなく、**増加(頻呼吸)**します。組織の酸素不足と代謝性アシドーシスを代償しようとするためです。
出血性ショックは血液量減少性ショックに分類され、皮膚は冷たく蒼白で湿潤(コールドショック)となります。
選択肢の確認
1.脈拍数の減少
誤り。交感神経の亢進により頻脈となります。
2.交感神経活性の低下
誤り。血圧を保とうとして交感神経は亢進します。
3.尿量の減少
正しい。腎血流量の低下を反映し、循環不全の重要な指標です。
4.呼吸数の減少
誤り。酸素不足を代償するため頻呼吸となります。
覚えるポイント
- 出血性ショック=血圧低下、頻脈、頻呼吸、尿量減少、意識障害、皮膚の蒼白と冷汗。
- 尿量は組織灌流を反映する重要な指標。
- ショックの分類=血液量減少性、心原性、閉塞性、血液分布異常性。
- 血液分布異常性は初期に皮膚が温かい(ウォームショック)。