21AM61|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
小児の骨折について正しい記述はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
小児の骨折の特徴を問う問題です。
成人との違いを整理します。
解説
小児の骨は柔軟で骨膜が厚く、成長する力をもつため、成人とは異なる特徴を示します。
自家矯正能が旺盛であることはその代表です。多少の変形を残して癒合しても、成長に伴って自然に矯正されていきます。特に、変形が関節運動と同じ方向(屈曲や伸展)であるほど、また年齢が低いほど矯正されやすくなります。したがってこの記述が正しく、正答です。ただし、回旋変形は自家矯正されにくいため注意が必要です。
不全骨折の比率については、小児では若木骨折(骨が完全に折れず、片側の骨皮質だけが折れて曲がる)や隆起骨折(竹節状骨折)といった不全骨折が多くなります。骨が柔軟で骨膜が厚いためです。比率が低いという記述は逆です。
骨端線損傷については、成長軟骨板が損傷されると、その部位の成長が止まったり左右差が生じたりして、四肢の短縮や変形といった成長障害の原因になります。原因にならないという記述は誤りです。ソルター・ハリスの分類で評価され、型によって予後が異なります。
骨癒合については、小児では血流が豊富で骨形成が活発なため、成人より速く癒合します。遅いという記述は誤りです。
選択肢の確認
1.不全骨折の比率が低い。
誤り。若木骨折など不全骨折が多くなります。
2.骨端線損傷は成長障害の原因にならない。
誤り。成長障害の重要な原因となります。
3.自家矯正能は旺盛である。
正しい。成長に伴って変形が自然に矯正されます。
4.骨癒合が遅い。
誤り。成人より速く癒合します。
覚えるポイント
- 小児の骨折=若木骨折(不全骨折)が多い、骨癒合が速い、自家矯正能が旺盛。
- 骨端線(成長軟骨板)損傷は成長障害の原因となる。ソルター・ハリス分類。
- 回旋変形は自家矯正されにくい。
- 小児の肘周囲では上腕骨顆上骨折が多く、フォルクマン拘縮に注意する。