21AM64|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
全身性エリテマトーデスについて正しい記述はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**全身性エリテマトーデス(SLE)**の検査所見を問う問題です。
解説
SLEでは、自己抗体と免疫複合体による全身の炎症が生じ、血球にも影響が及びます。白血球減少(特にリンパ球減少)は診断基準にも含まれる所見で、あわせて貧血や血小板減少もみられます。したがってこの記述が正しく、正答です。
血清γ-グロブリン値については、多クローン性に免疫グロブリンが産生されるため、上昇します。低下という記述は誤りです。
補体価については、抗原抗体複合体(免疫複合体)が形成されると補体が消費されるため、CH50、C3、C4はいずれも低下します。補体の低下は疾患活動性の指標として用いられ、高値となるという記述は誤りです。
HLA-B51は、ベーチェット病との関連が知られているHLAです。SLEと関連が深いとされるものではありません。
SLEの特徴としては、若い女性に圧倒的に多いこと、蝶形紅斑、日光過敏、関節炎、口腔内潰瘍、腎障害(ループス腎炎)、漿膜炎、精神神経症状などがあります。自己抗体では、抗核抗体が高率に陽性となり、抗DNA抗体と抗Sm抗体は特異度が高い所見です。
選択肢の確認
1.血清γ-グロブリン値は低下する。
誤り。多クローン性の産生により上昇します。
2.末梢白血球数は減少する。
正しい。白血球減少は診断基準にも含まれる所見です。
3.補体価は高値となる。
誤り。免疫複合体により消費され、低下します。
4.HLA-B51が陽性である。
誤り。HLA-B51はベーチェット病と関連します。
覚えるポイント
- SLE=若い女性、蝶形紅斑、日光過敏、関節炎、ループス腎炎。
- 検査=抗核抗体陽性、抗DNA抗体・抗Sm抗体が特異的、補体低下、白血球減少。
- 補体の低下と抗DNA抗体価は疾患活動性の指標。
- HLA-B51=ベーチェット病、HLA-B27=強直性脊椎炎。