21AM67|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
関節リウマチの関節内初期病変部位はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
関節リウマチの関節内での病変の始まりを問う問題です。
解説
関節リウマチは、滑膜の炎症から始まる自己免疫疾患です。まず滑膜に炎症細胞が浸潤して増殖し、パンヌスと呼ばれる肉芽組織を形成します。したがって関節内の初期病変部位は滑膜であり、これが正答です。
その後、増殖したパンヌスが関節軟骨を侵食し、さらに進行すると軟骨下の骨が破壊されて骨びらんを生じます。最終的には関節裂隙が消失し、関節破壊と変形、強直に至ります。すなわち、滑膜→軟骨→骨という順序で病変が広がる点が重要です。
靱帯は、炎症の波及や関節破壊に伴って弛緩し、関節の不安定性や変形の一因となりますが、初期病変の部位ではありません。
関節リウマチの臨床的特徴としては、中年女性に多いこと、朝のこわばり(1時間以上)、多発性かつ左右対称性の関節炎、手指のMP関節とPIP関節、手関節が侵されやすくDIP関節は侵されにくいこと、進行するとスワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位を生じることが挙げられます。検査ではリウマトイド因子と抗CCP抗体、CRPと赤沈が用いられます。
選択肢の確認
1.靱帯
誤り。関節破壊に伴って弛緩しますが、初期病変ではありません。
2.骨
誤り。パンヌスの侵食が進んだ段階で骨びらんを生じます。
3.関節軟骨
誤り。滑膜炎に続いてパンヌスに侵されます。
4.滑膜
正しい。関節リウマチは滑膜炎から始まります。
覚えるポイント
- 関節リウマチ=滑膜炎→パンヌス→軟骨破壊→骨びらん→変形と強直。
- 特徴=中年女性、朝のこわばり、多発性・左右対称性、MP関節とPIP関節、DIP関節は侵されにくい。
- 変形=スワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位、外反母趾。
- 検査=リウマトイド因子、抗CCP抗体、CRP、赤沈。