21AM69第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)

L4-L5椎間板ヘルニアについて正しい記述はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

腰椎椎間板ヘルニアの特徴と、L4-L5の高位に伴う所見を問う問題です。

解説

下肢伸展挙上テスト(SLRテスト、ラセーグ徴候)は、仰臥位で膝を伸ばしたまま下肢を挙上し、70度以下で下肢後面に放散痛が生じれば陽性となる検査です。坐骨神経の伸張により症状が誘発されるもので、腰椎椎間板ヘルニアで陽性となります。したがってこの記述が正しく、正答です。

下肢症状の出現については、ヘルニアは通常、椎間板の後外側へ突出するため、片側性に症状が出ることが多くなります。両側性に出るのは、正中に大きく脱出して馬尾を圧迫した場合(馬尾症候群)で、この場合は膀胱直腸障害や会陰部の知覚障害を伴い、緊急手術の適応となります。

好発年齢については、椎間板の水分が保たれつつ変性が始まる20歳代から40歳代に多くみられます。60歳代ではありません。高齢者に多いのは腰部脊柱管狭窄症です。

膝蓋腱反射については、L4-L5椎間板ヘルニアではL5神経根が圧迫されます。L5に対応する代表的な腱反射はないため、膝蓋腱反射(L4)とアキレス腱反射(S1)はいずれも正常です。膝蓋腱反射が減弱するのはL4神経根の障害(L3-L4のヘルニア)です。

選択肢の確認

1.下肢症状は両側性に出現することが多い。
誤り。後外側へ突出するため片側性が多くなります。

2.好発年齢は60歳代である。
誤り。20歳代から40歳代に多くみられます。

3.下肢伸展挙上テストは陽性である。
正しい。坐骨神経の伸張により放散痛が誘発されます。

4.膝蓋腱反射が減弱する。
誤り。L5神経根障害では腱反射は正常です。

覚えるポイント

  • 腰椎椎間板ヘルニア=20から40歳代、片側性、前屈で増悪、SLRテスト陽性
  • 好発高位=**L4-L5(L5神経根)**とL5-S1(S1神経根)。
  • L5=足背屈低下、腱反射正常。S1=足底屈低下、アキレス腱反射減弱
  • 馬尾症候群(両側性、会陰部知覚障害、膀胱直腸障害)は緊急手術の適応。
21AM6821AM70
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