21AM7|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
コホート研究で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
コホート研究の特徴を問う問題です。
症例対照研究との違いを対比して整理します。
解説
コホート研究は、曝露のある群とない群を設定し、将来に向かって追跡して疾病の発生を観察する前向き研究です。一定期間に新たに発生した患者を数えられるため、罹患率を求めることができ、そこから相対危険と寄与危険を直接算出できます。したがってこれが正答です。
研究期間については、追跡が必要であるため長期間を要し、費用も労力も大きくなります。症例対照研究より短いという記述は逆です。
研究の向きについては、コホート研究は曝露から結果へと時間を追う前向き研究が基本です。後ろ向き研究(過去に遡る研究)は症例対照研究の特徴です(なお、過去の記録を用いる後ろ向きコホート研究という形式もありますが、コホート研究の基本は前向きです)。
まれな疾患については、発生数が少ないため、コホート研究では膨大な対象者を長期間追跡しなければならず効率が悪くなります。まれな疾患を効率的に研究できるのは、すでに発病した人を集めて過去の曝露を調べる症例対照研究です。
選択肢の確認
1.罹患率を求めることができる。
正しい。新規発生を数えられるため、相対危険と寄与危険も算出できます。
2.症例対照研究より研究期間が短い。
誤り。追跡を要するため長期間になります。
3.後ろ向き研究である。
誤り。基本は前向き研究です。
4.まれな疾患を効率的に研究できる。
誤り。まれな疾患には症例対照研究が適します。
覚えるポイント
- コホート研究=前向き、追跡、罹患率と相対危険・寄与危険が算出できる。長期間と多額の費用。
- 症例対照研究=後ろ向き、まれな疾患に適する、短期間で実施可能、オッズ比を算出。
- 横断研究=一時点、有病率が得られる。
- 因果関係の判定基準=強固性、一致性、特異性、時間的関係、整合性。