21AM71|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
肺癌の検査法で適切でないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肺の検査法として適切でないものを選ぶ問題です。
超音波の性質から考えます。
解説
超音波は、空気があると反射してしまい、その先へ届きません。肺は大量の空気を含む臓器であるため、超音波検査では肺の内部を観察できません。したがって肺癌の検査法として適切でないのは超音波検査であり、これが正答です。なお、超音波検査は胸水の有無や胸壁に接した病変の評価には用いられます。超音波が得意とするのは、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、甲状腺、心臓、子宮など、空気を含まない臓器です。
CT検査は、肺の検査の中心となる方法です。単純エックス線写真では見つけにくい小さな結節や、心臓や横隔膜に重なる病変も描出でき、低線量CTによる検診も行われています。
MRI検査は、胸壁や縦隔への浸潤、脳転移や脊椎転移の評価に有用です。ただし呼吸による動きの影響を受けやすく、肺野そのものの描出はCTに劣ります。
PET検査は、フルオロデオキシグルコースを用いて糖代謝の高い部位を描出する検査で、腫瘍の良性悪性の推定と、**全身の転移(病期診断)**の評価に有用です。
選択肢の確認
1.超音波検査
正しい(適切でない)。肺は空気を含むため超音波が届きません。
2.CT検査
誤り(適切である)。肺癌の診断の中心となる検査です。
3.MRI検査
誤り(適切である)。胸壁浸潤や転移の評価に有用です。
4.PET(ポジトロンCT)検査
誤り(適切である)。良性悪性の推定と病期診断に有用です。
覚えるポイント
- 超音波は空気と骨に弱い。肺と消化管のガス、頭蓋内は苦手。
- 超音波が得意=肝、胆、膵、腎、甲状腺、心臓、子宮、血管。被曝がなく反復可能。
- 肺の評価=単純エックス線とCT。転移や病期はPET。
- 確定診断は気管支鏡による生検や喀痰細胞診などの病理学的検査による。