21AM72第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)

気胸について正しい記述はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

気胸の特徴と緊急性を問う問題です。

解説

緊張性気胸は、胸腔に入った空気が呼気時に抜けず、一方向弁のように空気がたまり続けて胸腔内圧が高まる状態です。患側の肺が完全に虚脱するだけでなく、縦隔が健側へ押しやられて心臓と大血管が圧迫され、静脈還流が妨げられて閉塞性ショックに至ります。したがって直ちに脱気(胸腔穿刺、胸腔ドレナージ)を行う必要があり、緊急処置が必要という記述が正しく、正答です。

症状については、突然の胸痛と呼吸困難が典型です。嗄声は反回神経の麻痺による症状で、大動脈瘤や縦隔の腫瘍、甲状腺手術の合併症などでみられます。気胸の典型症状ではありません。

危険因子については、やせ型で高身長の若い男性が典型であり、喫煙も危険因子です。肥満は危険因子ではありません。

自然気胸は、若い男性に圧倒的に多い疾患です。肺尖部のブラ(気腫性嚢胞)の破裂によって生じます。成人女性に多いという記述は誤りです。なお、月経に伴って生じる月経随伴性気胸という特殊な病型はあります。

鍼灸の臨床では、胸背部や側胸部、肩上部への深刺による医原性気胸が最も注意すべき有害事象です。

選択肢の確認

1.突然嗄声が出現する。
誤り。典型症状は突然の胸痛と呼吸困難です。

2.肥満は危険因子である。
誤り。やせ型で高身長の若い男性が典型です。

3.自然気胸は成人女性に多い。
誤り。若い男性に多い疾患です。

4.緊張性気胸は緊急処置が必要となる。
正しい。閉塞性ショックに至るため直ちに脱気が必要です。

覚えるポイント

  • 自然気胸=やせ型・高身長の若い男性、肺尖部のブラの破裂。
  • 症状=突然の胸痛と呼吸困難、患側呼吸音の減弱、打診で鼓音。
  • 緊張性気胸=縦隔偏位、頸静脈怒張、血圧低下。緊急脱気が必要。
  • 鍼灸では胸背部・側胸部・肩上部への深刺を避ける。
21AM7121AM73
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