21AM73|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
自動体外式除細動器(AED)について誤っている記述はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
**自動体外式除細動器(AED)**について、誤った記述を選ぶ問題です。
解説
AEDは、一般市民が医師の指示を受けることなく使用できます。2004年に非医療従事者による使用が認められ、駅、学校、公共施設などに広く設置されました。緊急やむを得ない場合の措置として、反復継続の意思がなければ医師法違反にはならないとされています。したがって「使用するには医師の指示が必要である」という記述は誤りであり、これが正答です。
薬事法(現在の医薬品医療機器等法)に定められた医療機器であるという記述は正しい内容です。高度管理医療機器に分類されます。
除細動の時は対象者の体に触れないという記述も正しい内容です。通電時に救助者が触れていると感電するおそれがあるため、「離れてください」と声をかけ、全員が離れたことを確認してからショックボタンを押します。
自動的に心室細動を判定し除細動するという記述も正しい内容です。AEDは心電図を自動解析し、心室細動や無脈性心室頻拍といった電気ショックの適応となる調律を判定した場合にのみ、通電を促します。適応でない場合はショックを行わず、胸骨圧迫の継続を指示します。
心停止では、直ちに胸骨圧迫を開始し、AEDが到着すれば速やかに装着することが救命率を大きく高めます。
選択肢の確認
1.薬事法に定められた医療機器である。
正しい記述です。高度管理医療機器に分類されます。
2.除細動の時は対象者の体に触れない。
正しい記述です。感電を防ぐため全員が離れます。
3.使用するには医師の指示が必要である。
誤った記述であり、これが正答です。一般市民が指示なく使用できます。
4.AEDは自動的に心室細動を判定し除細動する。
正しい記述です。適応となる調律のときのみ通電します。
覚えるポイント
- AEDは一般市民が医師の指示なく使用できる。
- 適応となる調律=心室細動と無脈性心室頻拍。心静止には適応外。
- 通電時は全員が対象者から離れる。
- 一次救命処置=反応の確認、通報とAED手配、呼吸の確認、胸骨圧迫、AEDの装着。