21AM75|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
痛風の食事療法で摂取制限をするのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
痛風の食事療法を問う問題です。
尿酸の産生と排泄に何が影響するかを考えます。
解説
アルコールは、痛風において最も制限すべきものです。理由は二つあります。第一に、アルコールの代謝によって乳酸が産生され、これが腎臓での尿酸の排泄を妨げること。第二に、アルコール自体の代謝過程で尿酸の産生が促進されることです。特にビールはプリン体を多く含むため、二重に不利になります。したがってこれが正答です。
糖分については、果糖の過剰摂取は尿酸値を上げる要因として知られていますが、痛風の食事療法で第一に制限されるものではありません。ただし肥満は尿酸値を上げるため、総エネルギーの適正化は重要です。
水分は、むしろ十分に摂取することが勧められます。尿量を増やすことで尿酸の排泄が促され、また尿路結石(尿酸結石)の予防にもなります。1日2リットル程度の尿量を目標とすることが一般的です。制限するものではありません。
塩分の制限は、高血圧や心不全、腎疾患の食事療法で重要ですが、痛風そのものの食事療法の中心ではありません。ただし痛風は高血圧やメタボリックシンドロームを合併しやすいため、あわせて配慮されることはあります。
そのほか、プリン体を多く含む食品(レバー、白子、干物、魚卵など)の制限と、肥満の是正、適度な運動(激しい無酸素運動は尿酸値を上げるため避ける)が指導されます。
選択肢の確認
1.糖分
誤り。第一に制限すべきものではありません(肥満の是正は重要です)。
2.アルコール
正しい。尿酸の産生を促し、排泄を妨げます。
3.水分
誤り。尿酸の排泄を促すため十分に摂取します。
4.塩分
誤り。痛風そのものの食事療法の中心ではありません。
覚えるポイント
- 痛風=アルコールとプリン体を制限、水分は十分に摂取。
- アルコールは尿酸の産生を促し、乳酸により排泄を妨げる。
- 発作=第1中足趾節関節に好発、夜間に突然の激痛、発赤と腫脹。
- 中年男性に多く、肥満、高血圧、脂質異常症を合併しやすい。