21PM106第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

大腿の前内側を上行する経脈はどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

下肢内側を上行する経脈の位置関係を問う問題です。

三陰経の並びを整理します。

解説

足の太陰脾経は、足の母趾内側端(隠白)から起こり、足の内側、下腿内側の脛骨内縁に沿って上行し、大腿の前内側を通って腹部に至ります。したがって大腿の前内側を上行するのは脾経であり、これが正答です。血海(膝蓋骨底内端の上2寸)、箕門(大腿内側)などが大腿部の経穴です。

下肢の三陰経は、内果の上8寸を境に位置関係が入れ替わる点が重要です。内果上8寸より下では、前から脾経、肝経、腎経の順に並びます。内果上8寸より上では、前から肝経、脾経、腎経の順になります。三陰交(内果尖の上3寸)は、この三経が交わる要穴です。

足の陽明胃経は、大腿の前外側を下行します(伏兎、陰市、梁丘)。上行ではなく下行である点も異なります。

足の少陰腎経は、下肢の内側後方を上行します。三陰経の中で最も後方を通ります。

足の厥陰肝経は、下腿では脾経より前方を、大腿では脾経より後方(内側中央付近)を上行します。陰包(膝蓋骨底の上4寸)、足五里、陰廉が大腿部の経穴です。

選択肢の確認

1.胃経
誤り。大腿の前外側を下行します。

2.脾経
正しい。大腿の前内側を上行します。

3.腎経
誤り。下肢の内側後方を上行します。

4.肝経
誤り。大腿では内側の中央付近を上行します。

覚えるポイント

  • 大腿前内側=脾経、大腿前外側=胃経(下行)、大腿後面=膀胱経(下行)。
  • 下腿内側は内果上8寸を境に並びが入れ替わる。下は前から脾・肝・腎、上は前から肝・脾・腎。
  • 三陰交=内果尖の上3寸、脾経・肝経・腎経の交会穴。
  • 陽経は下行、陰経は上行(足の三陰経は足から胸腹へ)。
21PM10521PM107
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)