21PM125|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
局所治療穴として小海穴が最も適切な理学検査所見はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
小海が局所治療穴となる病態を選ぶ問題です。
小海がどこにあるかを確認します。
解説
小海は手の太陽小腸経の合土穴で、肘内側、肘頭と上腕骨内側上顆の間の陥凹部に取ります。この部位は尺骨神経が肘部管を通る場所であり、神経が最も体表に近づくところです。
ティネル徴候は、神経の絞扼部位を軽く叩いたときに、その神経の支配領域へしびれや痛みが放散すれば陽性となる所見です。肘部で陽性となれば**肘部管症候群(尺骨神経の絞扼)**を示し、小指と環指尺側へしびれが放散します。したがってこの場合、小海が局所治療穴として最も適切であり、これが正答です。
ヤーガソンテストは、肘を屈曲位で前腕を回外させるのに抵抗を加え、結節間溝に痛みが生じれば陽性となる検査で、上腕二頭筋長頭腱炎を示します。局所治療穴は結節間溝付近であり、小海ではありません。
ダウバーン徴候は、上肢を下垂した状態で肩峰下に圧痛があり、上肢を外転すると圧痛が軽減する所見で、肩峰下滑液包炎を示します。局所治療穴は肩髃や肩髎です。
チェアテストは、椅子を持ち上げさせて上腕骨外側上顆に痛みが生じれば陽性となる検査で、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)を示します。局所治療穴は曲池や手三里です。
選択肢の確認
1.ヤーガソンテスト陽性
誤り。上腕二頭筋長頭腱炎を示し、結節間溝付近が局所です。
2.ダウバーン徴候陽性
誤り。肩峰下滑液包炎を示し、肩髃などが局所です。
3.チェアテスト陽性
誤り。上腕骨外側上顆炎を示し、曲池が局所です。
4.ティネル徴候陽性
正しい。肘部での陽性は肘部管症候群を示し、小海が局所穴となります。
覚えるポイント
- 小海=小腸経の合土穴、肘頭と上腕骨内側上顆の間。**尺骨神経(肘部管)**の部位。
- ティネル徴候=神経絞扼部の叩打で支配領域へ放散。手根管では大陵、足根管では太渓。
- チェアテスト、トムゼンテスト=外側上顆炎(曲池)。
- ヤーガソンテスト=上腕二頭筋長頭腱炎。ダウバーン徴候=肩峰下滑液包炎。