21PM127|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
緊張型頭痛に対する局所治療について、罹患筋と治療穴の組合せで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
緊張型頭痛の罹患筋と、その筋の上にある経穴を対応させる問題です。
解説
側頭筋は、側頭窩から起こって下顎骨の筋突起に停止する咀嚼筋で、緊張型頭痛では側頭部の締めつけられるような痛みの原因となります。
率谷は足の少陽胆経の経穴で、頭部、耳尖の直上、髪際の上方1.5寸に取ります。まさに側頭筋の上にあたるため、局所治療穴として適切です。したがってこの組合せが正しく、正答です。同じ側頭部の経穴としては、頷厭、懸顱、懸釐、曲鬢、角孫、太陽(奇穴)なども用いられます。
頭板状筋は後頸部の筋で、対応する経穴は風池や天柱です。脳空は後頭部、外後頭隆起上縁と同じ高さ、風池の直上にあり、より上方かつ内側にあたるため、頭板状筋の局所穴としては適切とはいえません。
後頭筋は後頭部にある表情筋(後頭前頭筋の後頭腹)で、対応する経穴は玉枕や脳戸、脳空です。風池は後頭骨の下方、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間の陥凹部にあり、後頭下筋群や頭半棘筋に対応します。
僧帽筋は、上部線維が後頭部から肩に広がる筋で、対応する経穴は肩井や天柱、大椎です。玉枕は後頭部にあり、僧帽筋の局所穴としては適切ではありません。
選択肢の確認
1.頭板状筋-脳空
誤り。頭板状筋には風池や天柱が対応します。
2.側頭筋-率谷
正しい。率谷は耳尖の直上にあり、側頭筋の上にあたります。
3.後頭筋-風池
誤り。後頭筋には玉枕や脳戸が対応します。
4.僧帽筋-玉枕
誤り。僧帽筋には肩井や天柱が対応します。
覚えるポイント
- 率谷=耳尖の直上、髪際の上1.5寸。側頭筋に対応。
- 風池=胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間。後頭下筋群と頭半棘筋に対応。
- 天柱=僧帽筋の外縁、後髪際の上5分。肩井=僧帽筋上部。
- 緊張型頭痛=両側性、締めつけられる痛み、肩こりを伴う。日常的なストレスと姿勢が関与。