21PM129|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
棘上筋のこりに対して鍼通電療法を行う場合、刺鍼部位の組合せとして最も適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
棘上筋への鍼通電療法で、通電する二穴の組合せを選ぶ問題です。
棘上筋がどこにあるかを確認します。
解説
棘上筋は、肩甲骨の棘上窩から起こり、上腕骨の大結節上部に停止する筋です。肩関節の外転(特に運動の初期)に働き、回旋筋腱板(ローテーターカフ)の一つとして肩関節を安定させます。
したがって、棘上筋に鍼通電を行うには、棘上窩にある二つの経穴を用います。
秉風は手の太陽小腸経の経穴で、肩甲部、棘上窩、天宗の直上、肩甲棘中点の上方に取ります。
曲垣は同じ小腸経の経穴で、肩甲部、棘上窩の内側端に取ります。
いずれも棘上窩にあり、同一の筋を挟むように通電できるため、この組合せが最も適切であり、正答です。なお、棘上窩では深部に肺があるわけではありませんが、内側寄りでは深刺により気胸の危険があるため、刺入の角度と深さに注意します。
天柱-肩井は、後頸部と肩上部の組合せで、対応するのは僧帽筋の上部線維です。
臑兪-天宗は、臑兪が肩甲棘外端の下方、天宗が棘下窩にあります。棘下筋に対応する組合せです。
臂臑-肩貞は、臂臑が上腕外側の三角筋前縁、肩貞が腋窩横紋後端の上方にあり、棘上窩にはありません。
選択肢の確認
1.天柱-肩井
誤り。僧帽筋上部線維に対応する組合せです。
2.秉風-曲垣
正しい。いずれも棘上窩にあり、棘上筋に対応します。
3.臑兪-天宗
誤り。天宗は棘下窩にあり、棘下筋に対応します。
4.臂臑-肩貞
誤り。棘上窩にはありません。
覚えるポイント
- 棘上筋=棘上窩。対応穴は秉風、曲垣、および肩髃、巨骨。
- 棘下筋=棘下窩。対応穴は天宗。
- 回旋筋腱板=棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋。
- 鍼通電は同一の筋や神経の走行に沿って二穴を選び、心臓を挟む通電は避ける。