21PM130第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

野球選手の慢性期の肩インピンジメント症候群に対する局所治療穴で、最も適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

肩インピンジメント症候群の局所治療穴を選ぶ問題です。

どこで衝突が起こるかを考えます。

解説

肩インピンジメント症候群は、上肢を挙上する際に、肩峰と上腕骨大結節の間で棘上筋腱や肩峰下滑液包が挟まれて(衝突して)炎症と痛みを生じる病態です。野球やテニス、水泳など、繰り返し腕を挙げる競技で慢性化しやすくなります。ペインフルアークサイン(有痛弧徴候)やニアテスト、ホーキンステストが陽性となります。

肩髎は手の少陽三焦経の経穴で、肩周囲部、肩峰後角と上腕骨大結節の間の陥凹部に取ります。まさにインピンジメントが生じる部位にあたるため、局所治療穴として最も適切であり、これが正答です。あわせて肩髃(肩峰外縁の前端と上腕骨大結節の間)も用いられます。

肩貞は手の太陽小腸経の経穴で、肩周囲部、腋窩横紋後端の上方1寸に取ります。肩関節の後下方であり、衝突が起こる部位ではありません。

肩井は足の少陽胆経の経穴で、第7頸椎棘突起と肩峰外縁を結ぶ線の中点に取ります。僧帽筋上部にあたり、肩こりの治療穴として重要ですが、インピンジメントの局所ではありません。なお、この部は深部に肺尖があるため深刺は禁忌です。

肩外兪は手の太陽小腸経の経穴で、上背部、第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に取ります。背部であり、肩関節の局所ではありません。

選択肢の確認

1.肩貞
誤り。腋窩横紋後端の上方1寸にあり、肩関節の後下方です。

2.肩髎
正しい。肩峰後角と上腕骨大結節の間にあり、衝突部位にあたります。

3.肩井
誤り。僧帽筋上部にあり、肩関節の局所ではありません。

4.肩外兪
誤り。第1胸椎の高さの背部にあります。

覚えるポイント

  • インピンジメント症候群肩峰と大結節の間で棘上筋腱や滑液包が衝突。
  • 検査=ペインフルアークサイン、ニアテスト、ホーキンステスト。
  • 局所穴=肩髃(前方)肩髎(後方)
  • 肩井は深部に肺尖があり、深刺は気胸の危険がある。
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