21PM132|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
鵞足を構成する筋の緊張を取るのに最も適切な治療穴はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
鵞足を構成する筋を確認し、その緊張をとる経穴を選ぶ問題です。
解説
鵞足は、縫工筋、薄筋、半腱様筋の三つの腱が、脛骨粗面の内側に集まって停止する部分です。形がガチョウの足に似ることからこの名があります。ここに炎症が起こると鵞足炎となり、ランナーや膝の内側に負荷のかかる動作を繰り返す人にみられます。
陰包は足の厥陰肝経の経穴で、大腿内側、薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸に取ります。鵞足を構成する二つの筋のちょうど間にあたるため、これらの筋の緊張をとる治療穴として最も適切であり、これが正答です。あわせて血海の内側や、鵞足付着部の局所も用いられます。
梁丘は足の陽明胃経の郄穴で、大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱の間、膝蓋骨底の上方2寸に取ります。大腿の前外側であり、鵞足の筋ではありません。
委中は足の太陽膀胱経の合土穴で、膝後面、膝窩横紋の中央に取ります。四総穴として腰背部の症状に用いられますが、鵞足の筋の部位ではありません。
血海は足の太陰脾経の経穴で、大腿前内側、内側広筋の隆起部、膝蓋骨底内端の上方2寸に取ります。大腿の前内側であり、内側広筋に対応します。鵞足を構成する筋そのものの上ではありません。
選択肢の確認
1.陰包
正しい。薄筋と縫工筋の間にあり、鵞足の筋に対応します。
2.梁丘
誤り。大腿前外側にあり、外側広筋と大腿直筋腱の間です。
3.委中
誤り。膝窩横紋の中央にあります。
4.血海
誤り。大腿前内側の内側広筋の隆起部にあります。
覚えるポイント
- 鵞足=縫工筋、薄筋、半腱様筋が脛骨粗面の内側に停止。
- 陰包=肝経、薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上4寸。
- 血海=脾経、内側広筋の隆起部、膝蓋骨底内端の上2寸。梁丘=胃経の郄穴、膝蓋骨底の上2寸。
- 鵞足炎=膝内側の痛み、ランニングや方向転換の反復で生じる。