21PM135第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

次の文で示す患者について、問いに答えよ。「50歳の男性。長年、バドミントンを続けているが、最近バックハンド時に肘に痛みを自覚する。局所の熱感・腫脹はないが、筋の過緊張と圧痛がみられる。」病態の確認を目的として行う理学検査で最も適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

上腕骨外側上顆炎を推定し、確認のための理学検査を選ぶ問題です。

50歳男性、バドミントン、バックハンド時の肘の痛み、局所の熱感と腫脹はなく筋の過緊張と圧痛という所見に注目します。

解説

バックハンドの動作では、手関節を背屈位に保つために前腕の伸筋群が強く働きます。その起始部である上腕骨外側上顆に繰り返し負荷がかかることで生じるのが、**上腕骨外側上顆炎(バックハンド型テニス肘)**です。

トムゼンテストは、手関節を背屈させた状態で、検者がそれを掌屈させる方向に抵抗を加え、上腕骨外側上顆部に痛みが生じれば陽性となる検査です。伸筋群を収縮させて起始部にストレスをかけるもので、外側上顆炎の確認に最も適切であり、これが正答です。同じ目的の検査として、椅子を持ち上げさせるチェアテスト、中指を伸展させて抵抗を加える中指伸展テストがあります。

イートンテストは、上肢を下方に牽引しながら頸部を患側へ回旋させ、症状が誘発されるかをみる検査で、胸郭出口症候群に用いられます。

ライトテストは、上肢を外転外旋位に保って橈骨動脈の拍動の減弱や症状の誘発をみる検査で、こちらも**胸郭出口症候群(過外転症候群)**に用いられます。

スピードテストは、肘伸展位で前腕回外位のまま上肢を挙上させ、抵抗を加えて結節間溝に痛みが生じるかをみる検査で、上腕二頭筋長頭腱炎に用いられます。

選択肢の確認

1.イートンテスト
誤り。胸郭出口症候群の検査です。

2.ライトテスト
誤り。胸郭出口症候群(過外転症候群)の検査です。

3.スピードテスト
誤り。上腕二頭筋長頭腱炎の検査です。

4.トムゼンテスト
正しい。手関節背屈に抵抗を加え、外側上顆炎を確認します。

覚えるポイント

  • 外側上顆炎(バックハンド型)トムゼンテスト、チェアテスト、中指伸展テスト
  • 内側上顆炎(フォアハンド型、ゴルフ肘)=屈筋・回内筋群。
  • 胸郭出口症候群=アドソン、エデン、ライト、モーリー、イートン
  • 上腕二頭筋長頭腱炎=ヤーガソンテスト、スピードテスト
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