21PM136第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

次の文で示す患者について、問いに答えよ。「50歳の男性。長年、バドミントンを続けているが、最近バックハンド時に肘に痛みを自覚する。局所の熱感・腫脹はないが、筋の過緊張と圧痛がみられる。」罹患筋への治療穴として適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

外側上顆炎の罹患筋に対する治療穴を選ぶ問題です。

解説

上腕骨外側上顆炎で罹患するのは、外側上顆から起こる前腕伸筋群、特に短橈側手根伸筋です。したがって、この筋群の上にある経穴を選びます。

手三里は手の陽明大腸経の経穴で、前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、肘窩横紋の下方2寸に取ります。長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋の間にあたり、罹患筋への治療穴として適切です。したがってこれが正答です。あわせて、外側上顆のすぐ近くにある曲池や、肘髎、上廉、下廉も用いられます。

尺沢は手の太陰肺経の合水穴で、肘窩横紋上、上腕二頭筋腱の外方の陥凹部に取ります。肘窩の前面にあり、前腕伸筋群の起始部ではありません。

曲沢は手の厥陰心包経の合水穴で、肘窩横紋上、上腕二頭筋腱の内方に取ります。正中神経と上腕動脈が走行する部位であり、伸筋群とは関係しません。

支正は手の太陽小腸経の絡穴で、前腕後内側、尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸に取ります。前腕の尺側であり、外側上顆から起こる伸筋群の部位ではありません。

治療にあたっては、局所の刺鍼に加えて、動作の見直しやストレッチ、使用量の調整といった指導もあわせて行います。

選択肢の確認

1.尺沢
誤り。肘窩横紋上、上腕二頭筋腱の外方にあります。

2.曲沢
誤り。上腕二頭筋腱の内方にあり、正中神経に関係します。

3.支正
誤り。前腕の尺側にある小腸経の絡穴です。

4.手三里
正しい。前腕後外側にあり、橈側手根伸筋群に対応します。

覚えるポイント

  • 外側上顆炎の局所穴曲池、手三里、肘髎、上廉、下廉。
  • 手三里=肘窩横紋の下2寸、陽渓と曲池を結ぶ線上。
  • 内側上顆炎の局所穴=少海。
  • 治療とあわせて、動作の見直し、ストレッチ、使用量の調整を指導する。
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