21PM142第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

鍼を皮下に留め、押手と刺手と共に皮膚を輪状に動かす手技はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

現行17手技のうち、鍼と皮膚をともに動かす手技を問う問題です。

解説

鍼尖転移術は、刺入した鍼を皮下まで引き上げた状態で、押手と刺手をそろえて皮膚ごと輪状(円を描くよう)に動かし、鍼尖の当たる位置を変える手技です。鍼を皮下に留めたまま、皮膚とともに動かす点が特徴で、問題文の記述に合致します。したがってこれが正答です。

回旋術は、刺入した鍼を一定の方向(一方向)にのみ回す手技です。強い刺激を与えられますが、回しすぎると組織の線維が鍼に巻き付き、**渋鍼(抜鍼困難)**の原因となるため注意が必要です。

旋撚術は、鍼を左右に交互に回しながら刺入する手技です。回転が交互であるため組織が巻き付きにくく、渋鍼を起こしにくい方法です。

刺鍼転向術は、刺入した鍼をいったん皮下まで引き上げてから、鍼尖の方向(角度)を変えて別の方向へ刺入し直す手技です。皮膚を動かすのではなく、鍼の刺入方向を変える点で鍼尖転移術と異なります。

これらの手技は、いずれも「何を、どの向きに動かすか」に注目すると区別しやすくなります。回旋術と旋撚術は鍼の回転、鍼尖転移術は皮膚ごとの移動、刺鍼転向術は刺入方向の変更です。

選択肢の確認

1.回旋術
誤り。鍼を一方向に回す手技です。

2.旋撚術
誤り。鍼を左右交互に回す手技です。

3.鍼尖転移術
正しい。鍼を皮下に留め、押手と刺手で皮膚ごと輪状に動かします。

4.刺鍼転向術
誤り。鍼尖の方向を変えて刺入し直す手技です。

覚えるポイント

  • 鍼尖転移術=皮膚ごと輪状に動かして鍼尖の位置を変える。
  • 刺鍼転向術=鍼尖の方向を変えて刺入し直す。
  • 回旋術=一方向に回す(渋鍼の原因になりうる)。旋撚術=左右交互。
  • 渋鍼への対応=しばらく待つ、周囲を軽く揉む、副刺激術を行う。無理に引き抜かない。
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