21PM144|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
同じ鍼刺激に対してより鋭敏なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
鍼刺激に対する感受性の個体差と部位差を問う問題です。
解説
同じ刺激でも、受け手によって感じ方は大きく異なります。
小児は、皮膚が薄く神経系が未熟で、刺激に対する感受性が高いため、青年より鋭敏です。したがって「青年より小児」が正しく、これが正答です。小児には刺入しない**接触鍼(小児鍼)**を用い、短時間で終えるのが原則です。
体質については、虚弱な人ほど鋭敏であり、頑健な人は鈍い傾向にあります。「体質の虚弱な者より頑健な者」という記述は逆です。虚弱な人や高齢者、疲労している人には刺激量を控えめにします。
経験の有無については、未経験者ほど鋭敏です。初めて鍼を受ける人は緊張や不安も加わって感受性が高く、脳貧血(血管迷走神経反射)も起こしやすくなります。「未経験者より経験者」という記述は逆であり、初回はとくに慎重な刺激量の設定が必要です。
部位については、手足(四肢の末梢)のほうが背部より鋭敏です。手指や足趾は感覚受容器の密度が高く、二点弁別閾も小さいためです。背部や殿部は比較的鈍い部位です。「手足より背部」という記述は逆になります。
これらを踏まえ、施術では対象者ごとに刺激量を調節することが基本になります。
選択肢の確認
1.体質の虚弱な者より頑健な者
誤り。虚弱な人のほうが鋭敏です。
2.青年より小児
正しい。小児は皮膚が薄く感受性が高くなります。
3.鍼治療の未経験者より経験者
誤り。未経験者のほうが鋭敏です。
4.手足より背部
誤り。手足のほうが鋭敏です。
覚えるポイント
- 鋭敏なのは=小児、虚弱な人、高齢者、未経験者、女性、手足の末梢。
- 鈍いのは=頑健な人、経験者、背部や殿部。
- 刺激量は、対象者の体質、年齢、経験、部位、症状に応じて調節する。
- 初回や虚弱な人には臥位で少ない刺激量から始める。