21PM147|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
鍼刺激による反応でポリモーダル受容器の興奮を伝える神経線維はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ポリモーダル受容器の興奮を伝える神経線維を問う問題です。
解説
ポリモーダル受容器は、機械的刺激、熱刺激、化学的刺激という複数の種類(モダリティ)の刺激に反応する受容器で、自由神経終末として全身の組織に広く分布します。鍼刺激によって組織が微小に損傷されたときに興奮し、鍼の作用機序を考えるうえで極めて重要な受容器です。
この受容器の興奮を伝えるのは、**無髄で最も細い C線維(IV群線維)**です。したがってこれが正答です。伝導速度は毎秒1メートル前後と遅く、**鈍く持続する二次痛(遅い痛み)**を伝えます。また、興奮すると軸索反射によりCGRPやサブスタンスPを放出し、局所の血管拡張(フレア)をもたらします。
Aα線維は最も太い有髄線維(I群)で、骨格筋への運動指令と、筋紡錘や腱紡錘からの情報を伝えます。伝導速度は毎秒70から120メートルと最も速くなります。
Aβ線維は太い有髄線維(II群)で、触圧覚と振動覚を伝えます。ゲートコントロール理論において、痛みの伝達を抑える役割を担う線維です。
B線維は、自律神経の節前線維にあたる細い有髄線維です。感覚を伝える線維ではありません。
なお、**Aδ線維(III群)**は細い有髄線維で、鋭く速い一次痛と冷覚、高閾値機械受容器の情報を伝えます。
選択肢の確認
1.Aα
誤り。運動指令と筋紡錘、腱紡錘の情報を伝えます。
2.Aβ
誤り。触圧覚と振動覚を伝えます。
3.B
誤り。自律神経の節前線維です。
4.C
正しい。ポリモーダル受容器の興奮を伝える無髄線維です。
覚えるポイント
- ポリモーダル受容器=機械・熱・化学の複数刺激に反応。**C線維(IV群)**が伝える。
- C線維=無髄、最も遅い、鈍く持続する二次痛。軸索反射でCGRPを放出。
- Aδ線維(III群)=細い有髄、鋭く速い一次痛と冷覚。
- Aβ線維(II群)=触圧覚と振動覚。ゲートコントロールで痛みを抑える。