21PM151|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
毛茸について正しい記述はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
毛茸の形態と存在部位を問う問題です。
腺毛との違いを区別します。
解説
毛茸は、ヨモギの葉の裏面に密生する白色の綿毛で、**T字型(T字状)**をしています。中央の柄から左右に長く伸びた形が、アルファベットのTに似ることからこう呼ばれます。艾は、この毛茸を集めて精製したものであり、毛茸が艾の主体をなします。したがって「T字型をしている」が正しく、これが正答です。
黄色の毛であるという記述は誤りです。毛茸は白色です。良質艾が淡黄白色に見えるのは、毛茸の白さに由来します。夾雑物が多い粗製艾は黒っぽくなります。
ヨモギの葉の表に密生するという記述も誤りです。毛茸が密生するのは葉の裏面です。葉の表面は緑色で、毛はまばらです。
揮発性の精油が含まれているという記述も誤りです。精油(シネオールなど)を含むのは腺毛であり、これが燃焼時の特有の芳香のもととなります。毛茸は燃焼の主体であり、香りのもとではありません。
良質艾は、毛茸の割合が高く夾雑物が少ないため、軽く柔らかく、淡黄白色で、燃焼温度が低く、施灸時の熱感が穏やかになります。透熱灸に適します。一方、粗製艾は夾雑物が多く燃焼温度が高いため、温灸や隔物灸、灸頭鍼に用いられます。
選択肢の確認
1.黄色の毛である。
誤り。毛茸は白色です。
2.ヨモギの葉の表に密生する。
誤り。葉の裏面に密生します。
3.T字型をしている。
正しい。中央の柄から左右に伸びたT字状の形をしています。
4.揮発性の精油が含まれている。
誤り。精油を含むのは腺毛です。
覚えるポイント
- 毛茸=ヨモギの葉の裏面に密生する白色のT字型の毛。艾の主体。
- 腺毛=精油(シネオールなど)を含み、燃焼時の芳香のもと。
- 良質艾=毛茸が多く夾雑物が少ない。淡黄白色、軽く柔らかい、燃焼温度が低い。
- 艾の製造=乾燥、粉砕、篩い分け(石臼と唐箕)を繰り返して精製する。