21PM152|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
良質艾の条件で正しい記述はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
良質艾の条件を問う問題です。
解説
良質艾は、精製を十分に重ねて夾雑物を取り除いたもので、繊維(毛茸)が細かく軟らかいという性質をもちます。したがってこれが正答です。あわせて、色は淡黄白色、手に取ると軽く、特有の芳香があり、燃焼温度が低く穏やかな熱感となります。艾炷を小さくひねりやすいため、透熱灸に適します。
主な構成物は葉脈であるという記述は誤りです。良質艾の主体は毛茸です。葉脈や葉肉、茎などは夾雑物として精製の過程で取り除かれます。
灰分の含有量が多いという記述も誤りです。灰分は夾雑物に由来する成分であり、良質艾では少なくなります。灰分が多いと燃焼温度が高くなり、熱感が強くなります。
黒褐色であるという記述も誤りです。黒褐色を呈するのは夾雑物の多い粗製艾です。良質艾は淡黄白色です。
粗製艾は、燃焼温度が高く火力が強いため、温灸、隔物灸、灸頭鍼などに用いられます。用途に応じて艾を使い分けることが、施灸の刺激量の調節につながります。
なお、艾の原料であるヨモギは、キク科の多年草で、5月から8月ごろに採取した葉を乾燥させて用います。
選択肢の確認
1.繊維が細かく軟らかい。
正しい。精製を重ねた良質艾の性質です。
2.主な構成物は葉脈である。
誤り。主体は毛茸であり、葉脈は夾雑物です。
3.灰分の含有量が多い。
誤り。良質艾では灰分が少なくなります。
4.黒褐色である。
誤り。良質艾は淡黄白色です。
覚えるポイント
- 良質艾=毛茸が主体、淡黄白色、軽く柔らかい、夾雑物と灰分が少ない、燃焼温度が低い。用途は透熱灸。
- 粗製艾=夾雑物が多い、黒っぽい、燃焼温度が高い。用途は温灸、隔物灸、灸頭鍼。
- 原料はキク科のヨモギ。葉の裏の毛茸を集めて精製する。
- 保存は湿気を避け、乾燥した場所で行う。