21PM153第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

次の文で示す状況はどの熱傷深達度に該当するか。「施灸後に局所の発赤とわずかな痛みがある。」

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

熱傷の深達度分類を問う問題です。

解説

熱傷は、皮膚のどの深さまで及んだかによって次のように分類されます。

I 度熱傷は、表皮までの熱傷です。**発赤(紅斑)**とわずかな痛み、熱感がみられますが、水疱は生じません。数日で治癒し、瘢痕を残しません。日焼けが典型例です。問題文の「局所の発赤とわずかな痛み」はこれに該当し、正答です。

浅達性 II 度熱傷は、真皮の浅層までの熱傷です。水疱を生じ、水疱底は赤く、強い痛みを伴います。1から2週間で治癒し、通常は瘢痕を残しません。

深達性 II 度熱傷は、真皮の深層までの熱傷です。水疱を生じますが、水疱底は白っぽく、痛みは比較的軽くなります。治癒に3から4週間を要し、瘢痕を残します

III 度熱傷は、皮下組織まで及ぶ熱傷です。皮膚は白色または褐色、炭化し、神経終末も破壊されるため痛みを感じません。自然治癒は困難で、植皮を要し、瘢痕を残します。

透熱灸では、意図的に I 度から II 度程度の熱傷をつくって灸痕を残しますが、水疱ができた場合は破らず保護し、化膿を防ぐことが重要です。範囲が広い場合や、糖尿病など治癒の遅れる背景がある場合は医療機関の受診を勧めます。

選択肢の確認

1.Ⅰ度熱傷
正しい。表皮までの熱傷で、発赤とわずかな痛みを呈します。

2.浅達性Ⅱ度熱傷
誤り。水疱を生じ、強い痛みを伴います。

3.深達性Ⅱ度熱傷
誤り。水疱底が白く、痛みは軽く、瘢痕を残します。

4.Ⅲ度熱傷
誤り。皮下組織まで及び、痛みを感じません。

覚えるポイント

  • I 度=表皮、発赤のみ、瘢痕を残さない。
  • 浅達性 II 度=真皮浅層、水疱(底は赤)、強い痛み、瘢痕を残さない。
  • 深達性 II 度=真皮深層、水疱(底は白)、痛みは軽い、瘢痕を残す
  • III 度=皮下組織、白色や炭化、無痛、植皮を要する。
21PM15221PM154
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)