21PM156第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

温灸刺激について正しい記述はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

温灸刺激の生理学的な性質を問う問題です。

解説

温灸などの温熱刺激により、皮膚の侵害受容線維(C線維)が興奮すると、軸索反射が起こります。神経終末からCGRPやサブスタンスPが放出され、周囲の細動脈が拡張して、施灸部の周囲に赤みが広がります。これが**フレア(紅暈)**です。したがってこの記述が正しく、正答です。フレアは、皮膚の三重反応(発赤、フレア、膨疹)の第二段階にあたります。

受容器はマイスナー小体であるという記述は誤りです。マイスナー小体は触覚の受容器です。温度刺激を受容するのは、自由神経終末である温受容器と冷受容器、そして高い温度では侵害受容器(ポリモーダル受容器)です。

順応しにくいという記述も誤りです。温度感覚は順応しやすい感覚の代表です。風呂に入った直後は熱く感じても次第に慣れるのがその例です。順応しにくい感覚の代表は痛覚です。

Aβ線維により伝達されるという記述も誤りです。Aβ線維は触圧覚を伝えます。温度感覚と痛覚を伝えるのは、細い有髄のAδ線維と無髄のC線維です。温覚は主にC線維、冷覚は主にAδ線維が伝えます。

選択肢の確認

1.受容器はマイスナー小体である。
誤り。マイスナー小体は触覚の受容器です。温度は自由神経終末が受容します。

2.順応しにくい。
誤り。温度感覚は順応しやすい感覚です。

3.Aβ線維により伝達される。
誤り。AδとC線維により伝えられます。

4.フレアを生じる。
正しい。軸索反射によるCGRPの放出で周囲の血管が拡張します。

覚えるポイント

  • 温度の受容器=自由神経終末(温受容器と冷受容器)。
  • 温覚は主にC線維冷覚は主にAδ線維が伝える。
  • 温度感覚は順応しやすい痛覚は順応しにくい
  • 三重反応=発赤→フレア(軸索反射、CGRP)→膨疹(ヒスタミンによる透過性亢進)。
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