21PM160|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
出力の一部を入力部に戻すことで自動制御を行うという学説はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
フィードバック制御の理論を問う問題です。
解説
サイバネティックスは、ウィーナーが提唱した「制御と通信」に関する理論で、出力の一部を入力側へ戻す(フィードバックする)ことによって自動制御を行う仕組みを、機械と生体に共通する原理として扱います。したがってこれが正答です。
生体では、体温、血圧、血糖、ホルモン濃度、体液量などが、目標値からのずれを検出して修正する負のフィードバックによって一定に保たれています。たとえば、甲状腺ホルモンが増えると視床下部と下垂体の分泌が抑制され、結果として甲状腺ホルモンの産生が減るという仕組みがこれにあたります。
ストレス学説は、セリエが提唱した理論で、さまざまな有害刺激に対して生体が共通の非特異的反応を示すことを汎適応症候群(警告反応期、抵抗期、疲憊期)として説明したものです。
ホメオスタシスは、キャノンが提唱した概念で、生体の内部環境が一定に保たれる性質そのものを指します。フィードバック機構はホメオスタシスを実現する仕組みですが、「出力を入力に戻す自動制御」という学説として問われている場合はサイバネティックスが対応します。
レイリー現象は、自律神経系への刺激が、刺激の種類や強さにかかわらず同様の非特異的な循環障害と組織変化を引き起こすという現象です。
選択肢の確認
1.サイバネティックス
正しい。フィードバックによる自動制御を扱う理論です。
2.ストレス学説
誤り。セリエの汎適応症候群を説明する理論です。
3.ホメオスタシス
誤り。内部環境が一定に保たれる性質を指す概念です。
4.レイリー現象
誤り。自律神経刺激による非特異的な循環障害の現象です。
覚えるポイント
- サイバネティックス=ウィーナー。フィードバックによる自動制御の理論。
- ホメオスタシス=キャノン。内部環境の恒常性。緊急反応も提唱。
- ストレス学説=セリエ。汎適応症候群(警告反応期、抵抗期、疲憊期)。
- 負のフィードバックが恒常性を支える。ホルモン分泌の調節が代表例。