21PM81第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

末梢性顔面神経麻痺でみられる症状はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

顔面神経の働きを確認する問題です。

顔面神経が担うのは運動、味覚、分泌であり、知覚ではありません。

解説

顔面神経は、次の三つの働きを担います。第一に表情筋の運動、第二に鼓索神経を介した舌前3分の2の味覚、第三に涙腺と唾液腺(顎下腺、舌下腺)の分泌です。あわせてアブミ骨筋を支配し、大きな音から内耳を守ります。

したがって、末梢性顔面神経麻痺では、鼓索神経の障害により味覚障害が生じます。これが正答です。障害される部位が鼓索神経の分岐より中枢側であれば味覚が侵され、末梢側であれば表情筋の麻痺のみとなるため、味覚障害の有無は障害部位の高さを推定する手がかりにもなります。

嗅覚は**嗅神経(第1脳神経)**が担います。顔面神経とは関係しません。

対光反射は、求心路が視神経、遠心路が動眼神経の副交感成分です。顔面神経は関与しません。ただし、角膜反射の遠心路(眼輪筋の収縮)は顔面神経が担うため、顔面神経麻痺では角膜反射の反応が減弱します。

顔面の知覚は**三叉神経(第5脳神経)**が担います。顔面神経麻痺で顔面の知覚が低下することはありません。「顔面神経=顔面を動かす神経」「三叉神経=顔面で感じる神経」と整理します。

選択肢の確認

1.嗅覚障害
誤り。嗅覚は嗅神経が担います。

2.対光反射消失
誤り。視神経と動眼神経が関与します。

3.顔面知覚低下
誤り。顔面の知覚は三叉神経が担います。

4.味覚障害
正しい。鼓索神経を介する舌前3分の2の味覚が障害されます。

覚えるポイント

  • 顔面神経=表情筋の運動、舌前3分の2の味覚(鼓索神経)、涙腺と唾液腺の分泌
  • 末梢性麻痺=額のしわ寄せができない、閉眼できない(兎眼)、味覚障害、聴覚過敏。
  • 中枢性麻痺では額のしわ寄せが可能(両側支配のため)。
  • 顔面の知覚=三叉神経。嗅覚=嗅神経。
21AM8021PM82
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