21PM82|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
ギラン・バレー症候群で正しい記述はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ギラン・バレー症候群の特徴を問う問題です。
解説
ギラン・バレー症候群は、先行する感染(上気道炎や下痢、特にカンピロバクター腸炎)の1から3週間後に発症する急性の末梢神経障害です。自己免疫の機序により末梢神経の髄鞘が障害されます。
対称性の四肢脱力が特徴で、下肢の遠位から始まって上行する運動麻痺が典型です。腱反射は減弱または消失し、麻痺は弛緩性です。したがってこの記述が正しく、正答です。重症例では呼吸筋麻痺に至るため、呼吸状態の監視が重要になります。
中枢神経障害であるという記述は誤りです。障害されるのは末梢神経です。
髄液検査で細胞数の増加を認めるという記述も誤りです。ギラン・バレー症候群では、細胞数は増加せず蛋白のみが増加するという蛋白細胞解離が特徴的な所見です。細胞数が増加するのは髄膜炎などです。
自然軽快は少ないという記述も誤りです。多くは数週間で症状のピークを迎えた後、自然に回復に向かい、予後は比較的良好です。治療としては血漿交換や免疫グロブリン大量静注療法が行われます。ただし一部には後遺症が残る例もあります。
選択肢の確認
1.中枢神経障害である。
誤り。末梢神経が障害されます。
2.対称性の四肢脱力がみられる。
正しい。下肢遠位から上行する対称性の弛緩性麻痺が典型です。
3.髄液検査で細胞数の増加を認める。
誤り。蛋白細胞解離(蛋白のみ増加)が特徴です。
4.自然軽快は少ない。
誤り。多くは自然に回復し、予後は比較的良好です。
覚えるポイント
- ギラン・バレー症候群=先行感染の1から3週後、対称性・上行性の弛緩性麻痺、腱反射消失。
- 髄液の蛋白細胞解離が特徴。
- 重症例では呼吸筋麻痺に至るため呼吸状態の監視が必要。
- 治療=血漿交換、免疫グロブリン大量静注療法。予後は比較的良好。