21PM84|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
身体障害者手帳の種類と原因疾患との組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
身体障害者手帳の障害区分と原因疾患を対応させる問題です。
解説
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位と下位の運動ニューロンがともに変性する進行性の疾患です。進行すると球麻痺によって舌、咽頭、喉頭の筋が障害され、咀嚼と嚥下、構音が困難になります。したがって「そしゃく機能障害」の原因疾患として適切であり、これが正答です。ALSでは知覚、眼球運動、膀胱直腸機能、褥瘡が比較的侵されにくいこと(陰性四徴)も重要な特徴です。
平衡機能障害は、内耳や小脳、脳幹の障害によって生じるもので、変形性膝関節症が原因となるものではありません。変形性膝関節症は肢体不自由に該当します。
肢体不自由は、四肢と体幹の障害を指します。ベル麻痺は末梢性の顔面神経麻痺であり、表情筋の麻痺が中心です。肢体不自由ではなく、顔面の障害として扱われます。
内部障害は、心臓、腎臓、呼吸器、膀胱・直腸、小腸、免疫(HIV)、肝臓の機能障害を指します。パーキンソン病は運動障害をきたす疾患であり、内部障害ではなく肢体不自由に該当します。
身体障害者手帳は、身体障害者福祉法に基づいて都道府県知事(指定都市市長、中核市市長)が交付します。等級は1級から6級です。
選択肢の確認
1.平衡機能障害-変形性膝関節症
誤り。平衡機能障害は内耳や小脳の障害によります。
2.肢体不自由-ベル麻痺
誤り。ベル麻痺は末梢性顔面神経麻痺です。
3.そしゃく機能障害-筋萎縮性側索硬化症
正しい。球麻痺により咀嚼と嚥下が障害されます。
4.内部障害-パーキンソン病
誤り。パーキンソン病は肢体不自由に該当します。
覚えるポイント
- 身体障害=視覚、聴覚・平衡機能、音声・言語・そしゃく機能、肢体不自由、内部障害。
- 内部障害=心臓、腎臓、呼吸器、膀胱・直腸、小腸、免疫、肝臓。
- ALS=上位と下位の運動ニューロン障害、球麻痺、呼吸筋麻痺。陰性四徴。
- 手帳の交付=都道府県知事など。等級は1級から6級。