21PM87第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

脳卒中片麻痺に用いる装具を問う問題です。

麻痺により何が困るかを考えます。

解説

脳卒中片麻痺では、下肢の痙性により足関節が底屈・内反位をとりやすくなり、歩行の遊脚期につま先が引っかかる下垂足の状態になります。これを補正するために用いられるのが短下肢装具です。

**靴べら式短下肢装具(シューホーンブレース)**は、プラスチック製で軽量、靴の中に収まり外見も目立ちにくいため、片麻痺の歩行訓練と日常生活で最も広く用いられています。足関節を背屈位に保ってつま先の引っかかりを防ぎ、内反も抑制します。したがってこれが正答です。麻痺が重度で内反が強い場合には金属支柱付き短下肢装具が選ばれることもあります。

PTB式免荷装具は、膝蓋腱で体重を支えて下腿と足部にかかる荷重を減らす装具で、下腿骨折や足部の疾患で免荷が必要な場合に用います。片麻痺の装具ではありません。

股関節外転装具は、股関節を外転位に保つ装具で、**先天性股関節脱臼(乳児のリーメンビューゲル装具など)**や人工股関節置換術後の脱臼予防に用います。

金属支柱付膝装具は、膝関節の側方不安定性(靱帯損傷や変形性膝関節症)を支持する装具です。片麻痺で第一に選ばれるものではありません。

選択肢の確認

1.PTB式免荷装具
誤り。下腿と足部の免荷が必要な場合に用います。

2.股関節外転装具
誤り。股関節脱臼の予防や治療に用います。

3.金属支柱付膝装具
誤り。膝の側方不安定性を支持する装具です。

4.靴べら式短下肢装具
正しい。下垂足と内反を補正し、片麻痺の歩行に広く用いられます。

覚えるポイント

  • 脳卒中片麻痺の下肢=**短下肢装具(靴べら式が代表)**で下垂足と内反を補正。
  • 上肢の肩関節亜脱臼にはアームスリングなどの支持具を用いる。
  • PTB式免荷装具=膝蓋腱で荷重を支え、下腿と足部を免荷。
  • 装具の目的=変形の予防と矯正、支持、免荷、機能の代償。
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