21PM89第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)

脳卒中片麻痺患者の対応で適切な記述はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

脳卒中片麻痺患者への対応として適切なものを選ぶ問題です。

解説

利き手交換訓練は、利き手が完全麻痺となり回復が見込めない場合に、非麻痺側の手で書字や箸の操作といった日常生活動作を行えるようにする訓練です。生活の自立度を高めるうえで重要な作業療法であり、適切な対応です。したがってこれが正答です。

患側の可動域訓練については、ゆっくりと愛護的に動かすのが原則です。素早く動かすと伸張反射が働いて筋緊張(痙縮)が高まり、かえって可動域が制限されます。また、感覚が鈍い場合には強い力で関節を痛める危険もあります。

麻痺側の肩関節亜脱臼については、上肢の重みで肩関節が下方へ引き下げられて生じるもので、徒手的な整復を行うものではありません。三角巾やアームスリング、車椅子のアームレストなどで上肢を支持し、牽引がかからないようにすることが基本です。麻痺側の上肢を引っ張って介助することは避けます。

杖の高さについては、床から大転子の高さ、あるいは杖を足の前外側に置いて肘が約30度屈曲する高さが目安です。臍部の高さでは高すぎ、姿勢が崩れて安全な支持ができません。

選択肢の確認

1.患側の可動域訓練では素早く関節を動かす。
誤り。伸張反射により筋緊張が高まるため、ゆっくり愛護的に動かします。

2.麻痺側の肩関節亜脱臼は徒手的整復を行う。
誤り。支持具で上肢を支え、牽引がかからないようにします。

3.杖の高さは床から臍部の高さまでとする。
誤り。床から大転子の高さが目安です。

4.利き手が完全麻痺の場合は利き手交換訓練を行う。
正しい。非麻痺側で日常生活動作を行えるようにする訓練です。

覚えるポイント

  • 患側の可動域訓練はゆっくり愛護的に。素早い動きは痙縮を高める。
  • 肩関節亜脱臼=支持具で保護。麻痺側上肢を引っ張らない。
  • 杖の高さ=床から大転子、肘が約30度屈曲する高さ。
  • 杖は健側に持ち、杖→患側→健側の順に出す(三動作歩行)。
21PM8821PM90
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