21PM99|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
胃気の上逆でみられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
胃気の上逆による症状を問う問題です。
胃の気は本来どちらへ向かうかを考えます。
解説
胃の気は本来下降するのが正常です(胃は降を主る)。これが失調して逆に上へ向かうことを胃気上逆といい、次のような症状が現れます。**嘔吐、悪心、噯気(げっぷ)、呑酸、そして吃逆(しゃっくり)**です。
したがって吃逆が正答です。吃逆は横隔膜のけいれんによって生じるもので、東洋医学では胃気が上逆して横隔膜を突き上げるものと理解されます。中脘、内関、足三里、膈兪などを用いて胃気を降ろすことを図ります。
喘は、呼吸が荒く息切れする状態で、肺気の失調によるものです。肺気の宣発と粛降が損なわれることで生じます。
**鼾(いびき)**は、睡眠中に気道が狭くなって生じる音で、胃気上逆によるものではありません。
**欠(あくび)**は、腎の失調や気の不足に関連づけられることがありますが、胃気上逆の症状ではありません。
なお、気機の失調としては、胃気上逆のほかに、肺気上逆(咳、喘)、肝気上逆(頭痛、めまい、怒りやすい、吐血)があります。「どの臓腑の気が、本来と逆の方向へ向かっているか」という観点で整理すると理解しやすくなります。
選択肢の確認
1.喘
誤り。肺気の失調によるものです。
2.鼾
誤り。睡眠中の気道の狭窄によるもので、胃気上逆の症状ではありません。
3.欠
誤り。胃気上逆の症状ではありません。
4.吃逆
正しい。胃気が上逆して横隔膜を突き上げることで生じます。
覚えるポイント
- 胃は降を主る。失調すると胃気上逆=嘔吐、悪心、噯気、呑酸、吃逆。
- 肺気上逆=咳、喘。肝気上逆=頭痛、めまい、怒りやすい。
- 脾は昇を主る。失調すると中気下陥=内臓下垂、脱肛、慢性の下痢。
- 治療=中脘、内関、足三里、膈兪などで胃気を降ろす。