22AM10|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
我が国で予防接種が行われていないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
日本で実施されている予防接種を問う問題です。
解説
**後天性免疫不全症候群(エイズ)**の原因であるHIVに対しては、実用化されたワクチンが存在しません。HIVは変異が速く、免疫の中心を担うヘルパーT細胞そのものを侵すため、ワクチンの開発が極めて困難です。したがって予防接種が行われていないものとして、これが正答です。予防は、性行為での防護、注射器を共用しない、医療現場での標準予防策の徹底によります。
水痘に対しては、**水痘ワクチン(生ワクチン)**が定期接種として行われています(1歳から3歳未満で2回)。また、帯状疱疹の予防としても用いられます。
麻疹に対しては、**麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン、生ワクチン)**が定期接種として行われています(1歳と、小学校入学前1年の2回)。麻疹は感染力が極めて強く、亜急性硬化性全脳炎という重篤な合併症もあるため、接種率の維持が重要です。
結核に対しては、**BCGワクチン(生ワクチン)**が定期接種として行われています(生後1歳に至るまで、標準は生後5か月から8か月)。乳幼児の粟粒結核と結核性髄膜炎の予防に効果があります。
なお、定期接種にはほかに、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ(四種混合)、日本脳炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、HPVなどがあります。
選択肢の確認
1.後天性免疫不全症候群
正しい。実用化されたワクチンは存在しません。
2.水痘
誤り。水痘ワクチン(生ワクチン)が定期接種として行われています。
3.麻疹
誤り。MRワクチン(生ワクチン)が定期接種として行われています。
4.結核
誤り。BCGワクチンが定期接種として行われています。
覚えるポイント
- HIVのワクチンは実用化されていない。予防は感染経路の遮断による。
- 生ワクチン=BCG、麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ、ロタウイルス。
- 不活化ワクチン=四種混合、日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、HPV。
- トキソイド=ジフテリア、破傷風(毒素を無毒化したもの)。