22AM16|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
発生について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ヒトの発生の基本的な事項を問う問題です。
解説
受精卵は卵管内で分裂を繰り返しながら子宮へ運ばれ、桑実胚を経て胚盤胞となります。この胚盤胞の段階(受精後およそ6日目から7日目)で、子宮内膜に着床します。したがってこの記述が正しく、正答です。胚盤胞の外側の栄養膜が絨毛となり、やがて胎盤を形成します。
受精は子宮内で起こるという記述は誤りです。受精が起こるのは卵管膨大部です。排卵された卵子が卵管采に取り込まれ、そこで精子と出会います。
受精後4週目以降を胎児と呼ぶという記述も誤りです。受精後8週(妊娠10週)までを胎芽と呼び、それ以降を胎児と呼びます。胎芽期は主要な器官が形成される時期であり、催奇形因子の影響を最も受けやすい臨界期にあたります。
胎児の臍動脈と母体の子宮動脈がつながっているという記述も誤りです。胎盤では、母体の血液と胎児の血液は絨毛の膜を隔てて接しているだけで、直接混じり合うことはありません。物質の交換は拡散や能動輸送によって行われます。なお、臍動脈は胎児から胎盤へ静脈血を運び、臍静脈は胎盤から胎児へ動脈血を運ぶという点も重要です(臍動脈が2本、臍静脈が1本)。
選択肢の確認
1.受精は子宮内で起こる。
誤り。卵管膨大部で起こります。
2.着床は胚盤胞の段階で起こる。
正しい。受精後6日から7日目に子宮内膜へ着床します。
3.受精後4週目以降を胎児と呼ぶ。
誤り。受精後8週までが胎芽、それ以降が胎児です。
4.胎児の臍動脈と母体の子宮動脈はつながっている。
誤り。母体と胎児の血液は直接混じり合いません。
覚えるポイント
- 受精=卵管膨大部。着床=胚盤胞の段階、受精後6から7日目。
- **胎芽(受精後8週まで)**は器官形成期であり、催奇形因子に最も弱い。
- 胎盤では母体と胎児の血液は混じらない。
- 臍動脈2本=静脈血(胎児から胎盤へ)、臍静脈1本=動脈血(胎盤から胎児へ)。