22AM18第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)

腹部の筋について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

腹壁の構造を問う問題です。

解説

白線は、腹部の正中を縦に走る腱性の線で、左右の腹直筋鞘が正中で合してつくられます。腹直筋鞘は、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の三つの腱膜が腹直筋を包むように前後に分かれ、正中で再び合わさったものです。したがってこの記述が正しく、正答です。白線の中央には臍があります。

浅鼠径輪は鼠径靱帯の下に開くという記述は誤りです。浅鼠径輪(皮下鼠径輪)は、外腹斜筋腱膜にできる裂け目で、鼠径靱帯の**上方(内側上方)**に開きます。鼠径管の出口にあたります。なお、深鼠径輪(腹膜鼠径輪)は腹横筋膜にあり、鼠径管の入口です。鼠径管には男性では精索、女性では子宮円索が通ります。

精巣挙筋は外腹斜筋の最下端部の筋束よりなるという記述も誤りです。精巣挙筋は、**内腹斜筋(および腹横筋)**の最下端部の筋束が精索に沿って下降したものです。

鼠径靱帯は内腹斜筋の停止腱膜の肥厚したものであるという記述も誤りです。鼠径靱帯は、外腹斜筋腱膜の下縁が肥厚し、上前腸骨棘と恥骨結節の間に張ったものです。この靱帯の下方には、腸恥筋膜弓によって外側の筋裂孔(腸腰筋、大腿神経、外側大腿皮神経が通る)と内側の血管裂孔(大腿動脈、大腿静脈、リンパ管が通る)が分けられます。

選択肢の確認

1.浅鼠径輪は鼠径靱帯の下に開く。
誤り。外腹斜筋腱膜にでき、鼠径靱帯の上方に開きます。

2.白線は腹直筋鞘が正中で合してつくられる。
正しい。左右の腹直筋鞘が正中で合わさった腱性の線です。

3.精巣挙筋は外腹斜筋の最下端部の筋束よりなる。
誤り。内腹斜筋(と腹横筋)の最下端部に由来します。

4.鼠径靱帯は内腹斜筋の停止腱膜の肥厚したものである。
誤り。外腹斜筋腱膜の下縁が肥厚したものです。

覚えるポイント

  • 白線=左右の腹直筋鞘が正中で合わさった腱性の線。中央に臍。
  • 鼠径靱帯=外腹斜筋腱膜の下縁が肥厚したもの。上前腸骨棘と恥骨結節を結ぶ。
  • 浅鼠径輪=外腹斜筋腱膜深鼠径輪=腹横筋膜。鼠径管には精索(子宮円索)が通る。
  • 鼠径靱帯の下=外側に筋裂孔(腸腰筋、大腿神経)、内側に血管裂孔(大腿動静脈)。
22AM1722AM19
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